ABABAの評判は良い?悪い?導入メリットとデメリット・他社サービスとの比較を徹底解説

ABABAは、最終面接まで進んだ就活生限定で登録できるのが特徴の新卒向けダイレクトリクルーティングサービスです。どの企業の最終面接まで進んだかをデータとして登録するため、企業はそれを活用してスカウトをすることができます。そのため、学生の能力や志向性、価値観などを測ることができ、無駄のないスピーディーな採用活動が可能とされています。しかし、一方で「怪しい」という評判も耳にします。

そこでこの記事では、ABABAの実際の評判や口コミを詳しく分析し、メリット・デメリットや向いている企業の特徴をまとめて解説していきます。他のサービスとの比較もご紹介しますので、導入検討のご参考にしていただければ幸いです。

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ABABAとは?

ABABAは、2020年に株式会社ABABAが設立した新卒特化のダイレクトリクルーティングサービスです。

就職活動の過程を重視しており、最終面接まで進んだものの惜しくも不採用となった就活生だけが登録することができます。不採用時にはABABA独自の「お祈りエール」という機能があり、他の企業へ推薦してもらえるため、「就職活動を頑張った分を評価してもらえる」と、就活生からの人気も高く、今まで13万人を超える就活生に利用しています。

企業は、就活生が登録した「最終面接まで進んだ」という証明(不採用通知や選考結果メールなど)を見てスカウトメールを送ります。そのため、他企業の最終面接まで進めるほどポテンシャルが高い学生に効率的に声をかけることができます

企業は「どの企業の最終面接まで進んだか」を見ることができるため、企業は同業他社など近い業態で評価された人材を探し出すことができます。このように過去の選考データを活用して高精度のマッチングができるため、採用過程の無駄を大きく省くことができるのです。内定承諾率も67%と業界トップクラスなのも、高いマッチング力のおかげと言えるでしょう。

さらに、無料のスカウト代行を利用すれば、採用にかかる工数を80%以上削減することも可能です。今まで大手企業を含む2,500社を超える企業がABABAを活用した採用を行っています。多くの企業から信頼されているプラットフォームと言えるでしょう。

ABABAの評判は良い?悪い?口コミを紹介

ABABAは、学生時代の頑張りよりも就職活動での評価を重視するという特徴的なサービスから、企業側と学生側それぞれ多くの反響があります。こういった評判を知ることで、導入した際のイメージも就きやすくなるでしょう。

ここでは、実際の利用者からの声を「良い評判」「悪い評判」に分けてご紹介していきます。ABABAの実態を詳しくチェックしてみてください。

良い評判

ABABAは最終面接に進んだ優秀な学生に直接アプローチできることから、多くの企業から高い評価を得ています。返信率の高さに満足している企業が多く、効率的に優秀な人材を採用できるという口コミが目立ちます。スカウトメール数の上限もないため、多くの学生にアプローチできるのも魅力のようです。

また、最終選考で惜しくも不採用となった学生に対しても、他企業への推薦を「お祈りエール」で行えるため、学生の就活機会を広げると同時に「企業のイメージが悪化しない」と喜ばれています。さらに、早期の採用が進む中で、ABABAでは新卒採用の後半でも優秀な人材に出会える点も評価されています。ABABAの特性上、後半からの就活でのアドバンテージがあると言えるでしょう。

一方で、就活生からは、「学歴に寄らない就活ができる」「最終面接に進んだ実績をそのまま評価してもらえる」との声が多いです。通常の就活では不採用になると一からやり直しですが、ABABAでは努力が無駄にならず、その経験を認められるため、精神的にも支えられると好評です。

また、多くのスカウトが届くことで今まで知らなかった企業とつながることもでき、選択肢が広がって効率的に内定獲得を目指せる点でも喜ばれています。LINEでの気軽にやり取りができるため、手軽でスピード感を持った就活ができるのも高評価なポイントのようです。

エントリーシートや一次面接を94%もの企業が免除しているのも特徴で、これにより通常よりも採用活動の負担が少なく短期間ですむというのは、就活生も企業もどちらからも特に多く聞かれた意見でした。

悪い評判

一方で、ABABAの悪い評判も少なからずあります。

企業からの悪い評判としては、ダイレクトリクルーティングでスカウトメールを送る分、どうしても文章作成に時間と手間がかかってしまいやすい点がデメリットとなっているようです。個人にあてた文章の方が返信率も高まるため、質を重視すると、どうしても運用には相応のリソースを割く必要があるでしょう。採用活動に十分な人員や時間を割けない企業には使いづらいと感じられる場合もあります。

学生からの悪い評判としては、最終面接まで進んだという証明がないと登録や利用ができない点がよく挙げられます。この条件があるため採用活動を効率化することができるのですが、そもそも最終面接まで辿りつけない学生やその証明が手に入らない人にとっては利用が難しく、サービスの恩恵を受けにくいのが難点となっています。また、企業によっては実際に希望していないスカウトが混ざることもあり、自分でスカウトの質を見極める必要があるという声もあります。

これらの評判のほか、ABABAはまだ認知度がそれほど高くないというのは、企業も学生もネックとなってしまっているようです。ターゲットとする優秀な学生の登録数が限られてしまったり、希望する企業の登録がなかったりということもあります。特に、首都圏に利用企業や登録学生が集中しているため、地方の求人ニーズには応えづらいのが現状のようです。

ABABAの導入メリットとデメリットを解説

ここまで、ABABAの特徴や評判について、求職者側と企業側の視点からお伝えしてきました。ここからは、ABABAの導入を検討している企業様に向けて、よりABABAについての情報を深掘りしていきます。

まずは、上記の口コミや評判から見える、ABABAのメリット・デメリットをまとめていきます。採用活動に導入する際は、その特性を理解した上で自社の採用戦略に合っているかを慎重に検討しましょう。

メリット

ABABAの最大のメリットは、質の高い候補者に効率的にアプローチできることです。最終面接まで進んだ学生のみが対象となるため、基本的なスクリーニングが既に完了している状態でコンタクトを取ることができます。学歴や経歴だけでは判断できない潜在能力を持つ人材との出会いが期待できるため、従来の採用手法では発見できなかった優秀な人材を確保できる可能性もあります。

採用コストの最適化も重要なメリットの一つです。人材を探す企業は、同業他社の最終面接まで進んだ人材をエントリーシートや一次面接を省いて採用でき、コストの削減が期待できます。従来の採用手法では多数の候補者に対してスクリーニングを行う必要がありましたが、ABABAでは事前に他社でスクリーニングされた優秀な人材に直接アプローチでき、採用単価の削減が可能となるでしょう。

企業ブランディングの向上効果も見逃せません。最終面接で不採用になった人材を推薦する「お祈りエール」は、企業ブランディングの向上が期待できます。不採用とした学生に対して次のチャンスを提供することで、企業の好感度がアップし、ファンの獲得につなげることができるでしょう。

また、ABABAなら就活の後半戦や採用計画が後手に回ってしまっている状況でも、即戦力となる可能性の高い候補者に迅速にアプローチできます。内定承諾率も67%と高いのも特徴で、採用活動が無駄にならないのもポイントです。

デメリット

ABABAのデメリットとして最も懸念されるのは、母集団が限定されてしまう点です。ABABAの登録者は最終面接まで進んだ学生のみが対象となるため、全体的な候補者数が他の採用サービスと比較して少なくなる可能性があります。また、ABABAがまだ新しいサービスであることから、認知度が低い点も課題と言えます。学生側にひろく周知されていないことから登録者数が限られてしまうため、希望する属性の候補者になかなか出会えないということもあるでしょう。特に、採用人数が多い企業にとっては十分な候補者を確保できない恐れがあります。

採用タイミングの制約も考慮すべきデメリットです。最終面接の結果を受けてからのアプローチとなるため、採用活動の早期段階では活用できません。また、他社の選考スケジュールに左右される側面があるため、自社の採用計画との調整が必要となる場合があります。

企業間での人材推薦システムに対する理解と協力が必要な点も、運用上の課題として挙げられます。自社が不採用とした学生を他社に推薦することに対して、社内の理解を得る必要がある企業もあるでしょう。

ABABAの利用がおすすめの企業

ABABAの評判は、良いものもあれば悪いものもあります。その特徴を理解することで、満足度の高い活用が可能になるでしょう。それでは、ABABAはどのような企業が特に向いているサービスなのでしょうか。ABABAが向いている企業の特徴は3つあります。

1つめは、効率的に即戦力となる人材を採用したい企業です。例えば、採用部署が小規模でリソースが限られるITサービス企業やスタートアップでは、限られた時間で多くの内定承諾を獲得できることが実績として報告されています。実際に株式会社ABABA社が自社採用に活用し、わずか86時間で11名の内定承諾を得るなど、スピーディーな採用が可能であることが示されています。

2つめは人材獲得コストの削減に課題を抱えている企業です。株式会社TYLなどでは、エージェント中心の採用活動からABABAを活用することで一人当たり約15万円のコストを削減し、効率的な採用に成功しています。さらに、通信インフラ業界のベイシス株式会社では、後半戦で就活視野を広げる学生へのアプローチに活用し、毎年安定した採用実績を上げています。

3つめは、理系や専門職など特定分野の人材確保を重視する企業にもメリットがあります。倉敷紡績(クラボウ)では繊維・化学だけでなく、機械・電気・情報系の学生に対して丁寧なスカウトを行い、他サービスを凌ぐ採用成果を挙げています。
これらに当てはまる企業は、ABABAが向いている可能性が高いです。ぜひ参考にしてみてください。

ABABAの料金体系

ABABAの料金体系は、応募課金型と成果報酬型の2つのプランに分かれています。

応募課金型はスカウトした学生のうち、承諾になった人数に応じて費用が発生します。例えば10名が応募すると20万円の料金がかかることになります。ただし、採用成功後に追加報酬がかからないため、より多くの人材を採用したい場合には採用単価を抑えることができるでしょう。

一方、成果報酬型では初期費用として10万円が発生し、さらに内定承諾があった時点で65万円の成果報酬がかかります。ただし、内定が辞退された場合は全額返金されるようになっています。応募数が多くなりすぎて無駄なコストがかかってしまうのを避けたい企業には、成果報酬型が向いています。

ABABAでは、企業の採用状況やリスク許容度に合わせて柔軟に選べるようになっているのが特徴です。コスト効率と採用リスクのバランスを取りながら利用するようにしましょう。

ABABAと他社サービスを比較!どの採用管理ツールが合う?

この記事ではABABAの特徴や評判についてご紹介しましたが、採用が激化する昨今では、新卒採用市場にも多様なダイレクトリクルーティングサービスがあります。

ここでは、ABABAと主要な競合サービス「Wantedly」や「dodaキャンパス」、「OfferBox」を比較し、それぞれの特徴と強みを解説していきます。自社に最適な採用ツールの選定にお役立てください。

Wantedly(ウォンテッドリー)

Wantedlyは「はたらくを面白くする」をコンセプトに、企業文化や働く環境を重視したマッチングを提供するサービスです。Wantedlyはブログ形式の「ストーリー」機能を活用して企業文化や社内の雰囲気を発信でき、求職者との深い共感を生み出すことが可能です。中途も新卒も対応しており、ユーザーの多くは20〜30代のIT関連の専門職で、エンジニアやデザイナー、マーケターなどが中心となっています。

ABABAが最終面接経験者に特化しているのに対し、Wantedlyは企業のカルチャーマッチを重視した幅広い候補者層にアプローチできます。特にベンチャー企業やスタートアップ企業の採用に強く、共感型採用を実現したい企業に適しています

料金体系も異なり、Wantedlyは月額制の利用料金が中心となるため、継続的に多数の候補者とのコミュニケーションを図りたい企業にとってコストメリットがあります。一方、ABABAの成果報酬型と比較すると、採用が決定しない場合でもコストが発生する点は考慮が必要です。

dodaキャンパス

dodaキャンパスは、パーソルキャリアとベネッセホールディングスの合弁会社であるベネッセi-キャリアが運営する新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。

学生は「キャリアノート」と呼ばれるマイページで自身のプロフィールや学生時代の活動履歴を登録し、企業はこのデータベースから人材を検索してスカウトを送ることができます。特に大学1・2年生から利用でき、早期からキャリア意識を育てる支援に力を入れています。

そんなdodaキャンパスは、登録学生数が多く、幅広い属性の候補者にアプローチできる点が特徴です。ABABAの「最終面接経験者限定」というユニークな切り口と比較すると、より一般的な新卒採用のニーズに対応したサービスと言えます。

大手人材会社の運営により、サービスの安定性や信頼性が高く、初めてダイレクトリクルーティングを導入する企業にとって安心感があります。母集団形成を重視する企業や、採用人数が多い企業にとってはdodaキャンパスの方が適している可能性があります。

OfferBox(オファーボックス)

OfferBoxは、株式会社i-plugが運営する新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスで、学生のプロフィールや自己PR動画を活用して企業との詳細なマッチングを提供しています。AIによる適性検査や学生検索機能、日程調整や選考管理機能といった企業の採用業務を効率化するツールも備えており、精度の高いマッチングと採用活動の効率アップを両立しています。

ABABAが「最終面接経験者」という選考実績に基づくアプローチを重視しているのに対し、OfferBoxは学生の個性や人柄を重要視し、人物重視の採用を目指す企業や多様なバックグラウンドを持つ学生との出会いを希望する企業に適しています

利用企業数と登録学生数が多いため、企業は豊富な選択肢の中から自社に最適な候補者を効率的に選び出せるのが大きなメリットです。ただし、ABABAのような選考実績に基づく事前スクリーニングは行われないため、初期選考段階での工数はこれまで通り必要となる点は注意が必要です。

ABABAの採用をより効率化させるRecUpのAIスカウト

この記事では、新卒向けダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」の特徴や評判、おすすめの企業について解説し、他の主要ダイレクトリクルーティングサービスとの比較を行いました。ABABAは最終面接まで進んだ優秀な人材にアプローチできる革新的な採用サービスとして、多くの企業の採用効率をアップさせています。しかし、一方で、スカウトメールを送る際の工数や質への課題も指摘されています。

そこでおすすめなのが「RecUp(リクアップ)」です。RecUpはAIを活用したスカウト代行サービスで、スカウトを送りたい相手のプロフィールに合わせたメッセージを自動生成することができます。独自のAIアルゴリズムにより候補者の適性を精密に分析し、高い精度でマッチングさせるため、従来の採用プロセスでは見逃されがちな優秀な人材との出会いを生み出すことが可能です。

ABABAや他のダイレクトリクルーティングサービスと併用すれば、より効果的な採用戦略を構築することができるでしょう。ぜひ採用担当者様の工数削減と採用品質の向上にぜひお役立てください。詳しくは下記よりご確認ください。

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監修者プロフィール

福田 光樹
福田 光樹
株式会社Delight
RecUp事業部 カスタマーサクセス部門責任者

新卒から求人広告事業に従事し、企業の採用課題に向き合う中で、実践的な支援スキルを培う。その後、自社開発のAIを活用した採用支援ツール「RecUp」の営業責任者として、プロダクトを活用した採用戦略の設計・実行支援に従事。並行して自社の採用活動にも深く関与し、事業成長フェーズにおける人材要件定義、母集団形成、採用面接など、実務から戦略まで幅広い領域を担当。現在はカスタマーサクセス部門の責任者として、100社以上の採用支援実績をもとに、採用活動の最適化を支援している。実務と戦略の両視点を持つ実践型の採用コンサルタントとして、現場に寄り添いながらも成果に直結する支援に定評がある。

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