オファーボックスは企業採用で使える?評判・比較・使えてない企業の特徴を徹底解説!



企業の人材獲得競争が激化する中、効率的に優秀な人材を集めやすい逆求人型の採用プラットフォームとして、多くの企業に支持されているのが「オファーボックス」です。オファーボックスは、業界最大級のサービスとして注目を集めていますが、一方で「本当に効果があるの?」「他のサービスとの違いは何?」といった疑問を抱く方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、オファーボックスのリアルな評判を詳しく解説していきます。また、他の逆求人サービスとの比較や、失敗する企業の特徴、実際に利用する際の効果的なポイントまで、就活を成功に導くために必要な情報もお伝えします。これからオファーボックスの利用を検討している企業の採用担当の方に有益な情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
オファーボックスとは?特徴や内定率を解説

オファーボックスの評判についてチェックする前に、「オファーボックスとはどのようなものか」ということについて確認しておきましょう。オファーボックスは、企業が学生のプロフィールを見てスカウトを送るダイレクトリクルーティングを基本としているのが特徴の逆求人型の就活サービスです。まずは、そんなオファーボックスの基本情報やサービスの特徴、内定までの流れについてご説明します。気になるオファーボックスを使うことでの内定率についても解説していきます。
基本情報
オファーボックスは株式会社i-plugが運営する逆求人型の就活サービスです。従来の就活とは異なり、企業が学生のプロフィールを見てスカウトを送る仕組みになっているのが特徴です。そんなオファーボックスに登録している企業は、2025年8月現在20,000社を超えており、大手企業から中小・ベンチャー企業まで幅広い選択肢があります。
利用料金は学生側が完全無料となっており、企業側のみが有料でサービスを利用しています。学生としては費用負担が無いのは嬉しいポイントですし、適性検査「AnalyzeU+」も無料で受験できるため、自己分析にも活用することができます。
会員登録からスカウト受信、選考参加まで一連の流れがスムーズに設計されています。また、アプリをインストールすれば、企業からのスカウトをすぐに表示することもでき、学生にとって使いやすいインターフェースとなっているのも魅力です。
一方、企業にとってもダイレクトリクルーティングで自社に合った魅力的な学生をスカウトできるため、効率的な採用活動が可能となっています。
サービスの特徴
オファーボックス最大の特徴は、企業側から学生にアプローチする逆求人方式にあります。学生は自分から企業を探して応募するのではなく、企業から声をかけてもらえるため、これまで知らなかった業界や職種との出会いが期待できます。特に自分の強みや適性がまだ明確でない学生にとって、企業からの客観的な評価は貴重な機会となるでしょう。
プロフィール項目が非常に充実している点も見逃せません。基本的な学歴や志望業界だけでなく、学生時代の具体的な経験や取り組み、価値観まで詳細に記載できる仕組みになっています。これにより企業は学生の人柄や考え方まで理解した上でスカウトを送れるため、ミスマッチの減少につながっています。
さらに、どの就活サービスでも「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」は記載できますが、OfferBoxならではの特徴として「適性検査」と「志望企業の企業規模(大手・メガベンチャー・中小・ベンチャー)」を選択できる点が挙げられます。特に適性検査「AnalyzeU+」の結果は企業側も確認できるため、データに基づいた客観的な評価が可能です。学生自身も自己分析の材料として活用でき、就活の方向性を見極める上で大きな助けとなります。
内定率
オファーボックスを通じた内定率に関する具体的なデータは公式に発表されていませんが、利用者の体験談や口コミから一定の成果が確認できます。特に中小企業やベンチャー企業での内定獲得率が高い傾向にあり、大手企業志向以外の学生にとってメリットが大きいサービスといえるでしょう。プロフィールをしっかりと作り込んだ学生ほど、複数社からスカウトを受け取り内定を獲得している事例が多く報告されています。
大手企業からのスカウトも存在しますが、競争が激しく、内定に至るまでのハードルは通常の就活と変わらない場合もあります。ただし、企業側から興味を示してスカウトを送っている分、書類選考の通過率は高くなる傾向があり、面接まで進める可能性があります。オファーボックスは、基本的に企業が「自社に欲しい」と思う人材にスカウトを送るサービスとなっているため、書類選考や面接でも優位になる可能性が高いのです。
オファーボックスの評判とは?

企業側から見たオファーボックスの評価は、利用方法や採用戦略によって大きく異なります。効果的に活用している企業からは高い評価を得ている一方で、期待した成果が得られなかった企業からは改善点を指摘する声もあります。
ここでは、採用担当者の実際の体験談から企業視点でのポジティブな評判とネガティブな評判をピックアップして解説していきます。
ポジティブな口コミ
ポジティブなオファーボックスの評判では、「従来の採用手法では出会えない学生を発掘できた」という声が多いです。特に知名度が高くない中小企業やベンチャー企業からは、優秀な学生との接点を持てる貴重な機会として評価されています。大手企業の選考で埋もれてしまいがちな学生とも直接コミュニケーションを取れるため、採用の選択肢が大幅に広がったという報告があります。
学生のプロフィール情報が充実している点も企業側に高く評価されているようです。履歴書だけでは分からない学生の人柄や価値観、具体的な経験まで詳しく確認できるため、より適切な人材を見極められるようになったという声があります。適性検査の結果も参考にできるため、データに基づいた客観的な判断が可能になったとの評価も得ています。
採用コストの削減効果も企業にとって大きなメリットとなっています。従来の求人広告や合同説明会と比較して、ターゲットを絞った効率的な採用活動が実現できたという報告が多数あります。無駄な選考コストを削減しながら、質の高い人材を確保できると評判になっているようです。
ネガティブな口コミ
一方で、オファーボックスのネガティブな評判では、スカウトの返信率の低さが挙げられます。「丁寧にスカウト文を作成しても返信がもらえない」「興味を示してくれる学生が少ない」という声が聞かれます。特に知名度の低い企業や地方企業からは、学生に振り向いてもらうことの難しさを指摘する意見があります。結果的に採用予定数を確保できないケースも報告されています。
学生の質や本気度に対する不満も企業側から寄せられています。「返信はもらえても、その後の選考で辞退される」「内定を出しても他社に流れてしまう」といった問題が指摘されています。学生側が複数の企業から同時にスカウトを受けているため、企業側の第一志望になることが難しいという現実もあるのでしょう。
オファーボックスと他の求人サービスを比較

オファーボックスの評判は学生側も企業側も賛否両論ありました。ここで気になるのが、「オファーボックスって他のサービスと比べてどうなの?」ということです。
近年、逆求人型サービスは近年急速に普及しており、オファーボックス以外にも多くの選択肢があります。それぞれのサービスには独自の特徴やメリットがあるため、就活生は自分の状況に合ったサービスを選択することが重要です。主要な競合サービスとの違いを詳しく比較していきましょう。
キミスカ

キミスカは株式会社グローアップが運営する逆求人型サービスです。独自の適性検査を用いて、学生の価値観や強み、適職を把握できるため、企業はマッチング精度の高いスカウトが可能になります。スカウトは「ゴールド」「シルバー」「ノーマル」の3段階に分かれ、企業の熱意を明確に伝えることができるため、本気で採用したい学生にアプローチしやすいのが強みです。
一方、オファーボックスのほうが登録企業数が多く、大手企業からベンチャー企業まで幅広い企業が利用しています。企業数の多さを活かした幅広い学生へのリーチが可能ですが、スカウトの種類は1種類のみで本気度がわかりづらい面があります。
また、キミスカはプラン制で月額料金が設定されており、複数名採用の場合にはコストメリットがある一方、オファーボックスは成功報酬型で採用1名ごとに費用が発生します。
特に、スタートアップや成長企業、中小規模企業にとって、キミスカの本気度が伝わるスカウト機能や充実した適性診断は、効率的な採用戦略の一つとなるでしょう。企業の熱意を的確に伝えたい場合や、マッチングの質を重視する場合に適したサービスと言えます。
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dodaキャンパス

dodaキャンパスは、ベネッセとパーソルキャリアが共同で運営する逆求人サービスで、2025年8月時点で104万人以上の学生が登録しています。特に大手企業の参加が多く、知名度の高い企業からのスカウトを期待する文系学生や大手志向の学生に強く支持されているようです。大手志望の学生をターゲットとする場合、有力な採用チャネルとなるでしょう。
サービス面では、プロフィール作成支援や自己分析ツールが充実しており、就活初心者でも使いやすい設計です。適性検査の結果も見やすく、企業側は学生の特性を把握して的確なスカウトがしやすくなっています。
また、イベントや説明会の開催頻度が高く、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型の就活支援を提供しているため、学生と接点を持つ機会が豊富です。幅広い学生にリーチしつつ、丁寧なサポートと多様な接点で効果的な採用活動が可能なサービスです。
オファーボックスとは異なるアプローチで、大手志望の学生層へのリーチや手厚い支援を重視する企業におすすめできます。
Re就活キャンパス

Re就活キャンパスは株式会社学情が運営する逆求人サービスで、20代の転職支援で培った豊富なノウハウを新卒採用にも活かしている点が大きな特徴です。オファーボックスと比較すると、よりキャリア志向が強い学生層にアプローチできるサービスと言えます。将来的に転職も視野に入れたキャリア形成を考えている学生が多く登録しているため、中長期的な人材育成や採用戦略に適しています。
スカウト機能は基本的には他のサービスと同様ですが、企業からのアプローチは具体的かつ詳細な内容が多く、単なる興味表明にとどまらず、対象ポジションや仕事内容が明示されたスカウトが目立ちます。これにより、学生が企業の本気度を判断しやすい環境が整っています。
適性検査や自己分析ツールについては他サービスに比べてシンプルな設計ですが、その分使いやすさを重視しており、実用面では十分な効果を発揮しています。採用活動において、効率的かつ明確なコミュニケーションを求める企業におすすめのサービスです。
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オファーボックスを実際に使うときの5つのポイント

オファーボックスのようなダイレクトリクルーティングのサービスは、戦略的なアプローチが不可欠で、単にサービスに登録するだけでは期待した成果は得られません。それでは、自社にぴったりの人材を採用したいと考えている企業は、どうすればオファーボックスを効果的に活用することができるのでしょうか。
ここでは採用活動の5つのポイントを、多くの成功企業が実践した方法をもとにご紹介します。
①採用戦略に基づいたターゲットを策定しておく
オファーボックスを始める前に、明確な採用戦略とターゲット像を設定することが最も重要です。どのような人材を求めているのか、どんな価値観や経験を重視するのかを具体的に定義しましょう。ターゲットが曖昧なままスカウトを送っても、効果的な結果は期待できません。学歴だけでなく、人柄や将来性、自社との適合性まで考慮した詳細なペルソナ設定が必要になります。
ターゲット設定の際は、現在活躍している社員の特徴を分析することも有効です。どのような背景を持つ人材が自社で成功しているかを把握し、それを基準にスカウト対象を絞り込んでいきます。また、事業計画や組織戦略に基づいて、将来必要となる人材像も明確にしておく必要があります。
設定したターゲットに基づいて検索条件を細かく調整すれば、より精度の高いスカウトの実現が可能です。業界経験や特定のスキル、価値観など、複数の条件を組み合わせることで、自社に最適な候補者を効率的に見つけることができるでしょう。
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②早期にオファーを開始する
採用活動において「早さ」は非常に重要な要素です。優秀な学生ほど早い段階から複数の企業とコンタクトを取り始めるため、遅れてスカウトを送っても既に他社で選考が進んでいる可能性が高くなります。競合他社よりも早くアプローチすることで、学生の選択肢の上位に入ることができるでしょう。特に人気の高い学生に対しては、スピード感を持った対応が求められます。
早期のオファー開始には、採用計画の前倒しが必要になります。従来の採用スケジュールよりも数か月早く準備を始め、学生が就活を本格化する前にアプローチできる体制を整えましょう。内定者の早期確保により、その後の採用活動にも余裕を持って取り組むことができます。
ただし、早期のアプローチは学生側の準備が整っていない場合もあるため、丁寧なフォローアップが重要になります。学生の就活進度に合わせた適切なタイミングでのコミュニケーションを心がけ、長期的な関係性を築いていく姿勢が大切です。早すぎるアプローチが逆効果にならないよう、バランスを取りながら進めていきましょう。
③効果的なオファー送付を実現するための機能を活用する
オファーボックスには様々な機能が用意されており、これらを効果的に活用することで採用成果を向上させることができます。検索機能では詳細な条件設定が可能なため、自社の求める人材像に合致する学生を精密に絞り込むことができます。適性検査の結果も参考にすることで、性格や価値観の面でも相性の良い候補者を見つけることができるでしょう。
スカウト送信の機能についても、効果的な使い方があります。一度に大量のスカウトを送るよりも、質を重視して厳選した学生に丁寧なメッセージを送る方が返信率は高くなります。また、送信タイミングも重要で、学生がアクティブな時間帯を狙うことで開封率を向上させることができます。
分析機能を活用して、スカウトの効果測定を行うことも重要です。どのような条件で絞り込んだ学生からの返信率が高いか、どのタイプのスカウト文が効果的かを数値で把握し、継続的に改善していく姿勢が求められます。データに基づいた最適化により、採用活動の効率性を大幅に向上させることができるでしょう。
④オファーに個別コメントを添える
スカウトの成功率を左右する最も重要な要素の一つが、個別性のあるメッセージです。学生のプロフィールを詳しく読み込み、具体的にどこに興味を持ったかを明記することで、企業の本気度を伝えることができます。「あなたの○○という経験に興味を持ちました」「△△の価値観が弊社の理念と合致しています」といった具体的な言及により、学生の関心を引くことが可能になるでしょう。
テンプレートを使用する場合でも、必ず個別の要素を加えることが重要です。学生の専攻分野、学生時代の活動、自己PRの内容など、プロフィールから読み取れる情報を活用して、一人ひとりに合わせたメッセージを作成しましょう。時間はかかりますが、この手間が返信率の大幅な向上につながります。
個別コメントでは、なぜその学生を採用したいのか、入社後にどのような活躍を期待しているかも伝えることが効果的です。学生にとって自分の将来像をイメージしやすくなり、企業への興味を高めることができます。ただし、過度に褒めすぎるとかえって信頼性を損なう可能性があるため、適度なバランスを保つことが大切になります。
⑤毎日オファー枠を消費する
オファーボックスの成果を高めるうえでよくある失敗が、オファー枠を余らせてしまうことです。枠は3日に1回回復する仕組みになっているため、消費しきれないと新しい枠が発生せず、アプローチできる母集団が限定されてしまいます。つまり「毎日枠を使い切る」ことが、出会いのチャンスを最大化する基本なのです。
特に就活生は短期間で多くの企業と接触しており、タイミングを逃すと関心が他社に移ってしまうこともあります。日々オファーを送り続けることで、自社に早期に接触できる確率が上がり、結果的に返信率や面談設定数の向上にも直結します。
AIスカウトならRecUp

オファーボックスは逆求人型サービスの中でも認知度が高く、多くの学生と企業が利用している実績のある評判の良いプラットフォームです。企業から学生にスカウトを送ることで採用活動がはじまりますが、タイトルや文面が魅力的でない場合は応募に結びつかないという現実もあります。この問題を解消するには、スカウトの文面は個別にカスタマイズするのが効果的です。
しかし、採用活動を行っている企業としては、一人ひとり丁寧にスカウト文章を作成するのが難しいという実態もあるでしょう。そこで利用したいのが、AIを活用した次世代のスカウトサービス「RecUp(リクアップ)」です。
RecUpは生成AIを活用し、求職者一人ひとりのプロフィールに基づいたカスタマイズされたスカウトメールを完全自動で作成・配信するサービスです。これにより、スカウト業務の負担が大幅に軽減されるだけでなく、開封率や返信率を最大限に高めることで採用効率を飛躍的に向上させます。さらに、専任の採用コンサルタントが実際の反応データを分析し、スカウト文面の継続的な改善を行うため、常に効果的なアプローチが実現可能です。
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監修者プロフィール
RecUp事業部 カスタマーサクセス部門責任者
新卒から求人広告事業に従事し、企業の採用課題に向き合う中で、実践的な支援スキルを培う。その後、自社開発のAIを活用した採用支援ツール「RecUp」の営業責任者として、プロダクトを活用した採用戦略の設計・実行支援に従事。並行して自社の採用活動にも深く関与し、事業成長フェーズにおける人材要件定義、母集団形成、採用面接など、実務から戦略まで幅広い領域を担当。現在はカスタマーサクセス部門の責任者として、100社以上の採用支援実績をもとに、採用活動の最適化を支援している。実務と戦略の両視点を持つ実践型の採用コンサルタントとして、現場に寄り添いながらも成果に直結する支援に定評がある。
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