株式会社オルグ × 株式会社Delight(担当:福田)

株式会社オルグは、SIer(システムインテグレーター)として、ソフトウェア開発やシステムコンサルティングを提供するIT企業です。約80名のエンジニアが在籍し、顧客企業のシステム開発から運用までを支えています。しかし、そんな同社が抱えていたのは、「採用専任がいないためスカウトが送れない」という悩みでした。限られたリソースで十分な採用活動ができず、採用がうまく進まないという状況が続いていました。
そこで導入したのが、AIスカウトサービス「RecUp」。AIが候補者ごとに最適化されたメッセージを作成し、自動送信までを行う仕組みです。今回は、代表取締役の荒木様とシステム事業本部 事業部長の鴇澤様に、導入前の課題とその変化について、そしてRecUp導入の決め手をお話しいただきました。
「スカウトを送りたくても送れない」──導入前の課題
福田(株式会社Delight):
まず、オルグさんが抱えていた採用に関する課題についてお聞きしたいのですが、導入前はどのような状況だったのでしょうか?
荒木様(株式会社オルグ 代表取締役):
正直、スカウトをほとんど送れていませんでした。週に10〜20通くらいで、オファー枠が余るのが普通だったんです。残枠がゼロになることなんて一度もなかったですね。
鴇澤様(株式会社オルグ システム事業本部 事業部長):
採用専任がいなかったので、文章を作る時間もなくて…。他の業務と兼務している中では、スカウト送信にまで手が回らなかったんですよね。結果的に採用活動は後回しになりがちで、なかなか進まなかったというのが現実でした。
福田(株式会社Delight):
その状況、すごくよくわかります。送りたい気持ちはあっても、日々の業務に追われて、結局スカウト送信にまで手が回らない…というのは、多くの企業でよく見られる悩みですね。
荒木様:
まさにその通りです。時間をかければできるんですが、どうしても優先順位をつけると後回しになり、結果的に採用活動が滞ってしまいました。
「営業担当の熱意が決め手」──RecUp導入のきっかけ

福田:
そのような状況を改善するために、AIスカウト「RecUp」を導入されたとのことですが、数あるスカウト代行サービスの中からRecUpを選んだ理由は何でしょうか?
荒木様:
他社からもいくつか提案はありました。機能や価格はそこまで変わらなかったんです。最終的に、決め手になったのは営業担当者の熱意でした。
鴇澤様:
うん、それが大きかったですね。何度も提案を重ねてくれて、「ちゃんとウチのことを考えてくれているんだな」という印象を受けました。それが決め手でした。
福田:
ありがとうございます! それは本当にうれしいです。
荒木様:
AIやツールって結局“人”で選ぶところがあると思うんですよ。寄り添う姿勢があったからこそ、安心して任せられました。サービスだけでなく、担当者のサポート体制や対応が信頼できるかどうかが、最終的な決定要因になったと思います。
「AIの文章が自然すぎて逆に怖い」──導入前の不安と実際
福田:
AIスカウトというと、どうしても「AIが書いた文章が不自然じゃないか?」という懸念があるかと思うのですが、実際に導入してみて、いかがでしたか?
鴇澤様:
正直、少し心配でした。「AIが書いた文章って、変な日本語にならないの?」って(笑)。特に、メッセージの内容が候補者にきちんと伝わるかが心配でした。
荒木様:
でも実際に見てみて驚きました。「これ、AIが書いたの!?」って(笑)。自然で丁寧すぎて、逆に怖いくらいでしたね。人間が書いたかのような自然さで、予想以上のクオリティでした。
福田:
(笑)ありがとうございます。実際に「AIが作ったのか」と驚かれることがよくあります。「人が書いたみたいだね」と言っていただけると、まさにAIの力が活かされている証拠ですね。
鴇澤様:
本当に、全く違和感がなかったです。むしろ「しっかりと読んでくれているな」と感じました。
「母集団が増え、精度も向上」──導入後の成果

福田:
導入後、実際にどのような変化がありましたか?
荒木様:
まず、母集団がしっかりと増えました。しかも、以前のようにターゲットではない学生ばかりにスカウトを送ってしまうこともなくなり、AIがプロフィールを分析して、候補者の適性に合わせたスカウトを送ることができている実感があります。
鴇澤様:
以前は、7月・8月になると、面談相手がほぼ全員ターゲット学生ではありませんでした(笑)。でも今では、マッチした学生が増えて、面談の質が格段に上がりました。面談が本当にスムーズに進むようになりましたね。
福田:
ターゲティングの精度がかなり向上したということですね。
荒木様:
そうです。さらに、AIが送信時間を自動で調整してくれるのも大きなポイントです。学生が見やすいタイミング(朝の通勤時間や昼休みなど)に送ってくれるので、返信率が格段に向上しました。
鴇澤様:
「人がやればできるけど、実際にはできないこと」をAIがすべて自動でやってくれるので、本当に助かっています。時間を無駄にせず、効率よく採用活動を進められています。
「AIがやるべきこと、人がやるべきこと」──RecUpの強み
荒木様:
AIスカウトのおかげで、採用担当者が「人がやるべきこと」に集中できるようになりました。面談や会社の魅力を伝える時間が増えたのは、本当に大きな変化です。AIがスカウトを自動で送ってくれることで、もっと重要な部分に時間を使えるようになりました。
鴇澤様:
AIが裏で支えてくれるからこそ、人が向き合う時間をしっかり取れるようになりました。採用活動全体の質が上がりましたし、スムーズに採用活動を進めることができるようになりました。
福田:
AIと人の役割分担がきれいにできている点が、非常に重要ですね。
「思っている4倍すごい(笑)」──導入を迷っている企業へ
福田:
最後に、これからAIスカウトを導入しようか迷っている企業にメッセージをお願いします。
荒木様:
一度使ってみることを強くおすすめします。思っている4倍すごいですよ(笑)。人がやるべきことに集中できるようになり、特に専任がいない中小企業こそ使うべきだと思います。
鴇澤様:
今の採用市場では「待ち」ではなく「攻め」です。広告だけで応募が来るのは、もう超大手企業くらいですから、今すぐ攻めるべきだと思います。
株式会社Delight 福田のコメント

福田:
オルグ様は、AIスカウトの導入によって、採用活動の効率化と質の向上を実現されました。AIによってターゲットへのスカウト精度が高まり、届くメッセージの質も向上。その結果、面談の質も格段に向上し、より適切な人材とスピーディに出会えるようになりました。
AIが一部の業務を担うことで、採用担当者は本来の業務に集中できる時間が増え、「AIと人の役割分担」が自然に機能します。これにより、限られたリソースでも効率よく優秀な人材を採用できる点は、中小企業にとって特に大きなメリットとなっています。
オルグ様の事例は、AIを活用することで採用の「質」と「効率」を両立できることを示す好例です。今後もこうした取り組みが広がり、より多くの企業が限られたリソースを最大限に活用し、優秀な人材と効率的に出会えるように尽力していきます。