「スカウト業務を自動化し、承認者数90名超を実現」AIスカウトで母集団形成を効率化した事例

東栄ホームサービス株式会社 × 株式会社Delight(担当:福田)

東栄ホームサービス様は、地域に根ざした住まいのサービスを展開し、新卒採用にも積極的に取り組まれています。
しかし、26卒・27卒を同時に進める中で、スカウト送信に割く時間が取れず、母集団形成に課題を抱えていました。
そこで導入いただいたのが、AIスカウトサービス「RecUp」。候補者ごとに最適化したメッセージを自動で送信できる仕組みにより、業務負担を軽減しながら学生との接点を拡大することができました。
今回は、東栄ホームサービス様に導入の経緯と成果についてお話を伺いました。
「スカウトを打つ時間が取れない」──採用業務の現実から
― 導入前はどんな状況だったのでしょうか。
東栄ホームサービス(以下、東栄):
オファーボックスは、私が採用担当になったばかりの頃から使っていました。
最初は時間も余裕があって、スカウトもかなり送れていたんです。
でも、新卒採用だけじゃなく、内定後のフォロー、先輩社員面談の調整、最終選考の案内、合否連絡、懇親会の企画など…選考以外の業務がどんどん増えてきました。
気づいたら「今日は1通も送れなかった」という日もありましたね。
福田(Delight):
当時のお話を聞いたとき、正直「これは相当な負担だな」と思いました。
採用って、単に面接するだけじゃなく、その前後の調整やフォローがすごく時間を食いますよね。
まして26卒と27卒を同時に進めるとなると、スカウト送信はどうしても後回しになってしまうのは自然だと思います。
東栄:
はい。26卒の本選考を動かしながら、27卒の早期接触も進めないといけない。
頭では分かっていても、物理的に時間が足りなかったんです。
オファーボックスの評判についてはこちら
オファーボックスは企業採用で使える?評判・比較・使えてない企業の特徴を徹底解説!
「AIスカウトなら、両方同時に動かせる」──導入の決め手
― そんな中でAIスカウトに興味を持ったきっかけは何ですか。
東栄:
福田さんから営業のお電話をいただいたのがきっかけです。
それまで「AIでスカウトを送る」という発想自体がなくて、「え、そんなことができるの?」という驚きからでした。
福田:
お電話したときも「AIスカウトって何ですか?」という反応でしたよね。
なので、まずは「AIが候補者ごとにカスタマイズした文章を自動で作り、指定したタイミングで送れる」という仕組みからご説明しました。
最初から26卒と27卒の両方に使う想定で話が進んだのを覚えています。
東栄:
はい。そこが一番大きかったです。
同時に動かせることはもちろん、AIが候補者ごとにカスタマイズした文面を自動で作ってくれる点も魅力でした。
見せてもらった文面サンプルがすごく自然で、精度が高いと感じました。
福田:
文章の精度はよく驚かれますね。学生のプロフィールや志向性を踏まえた上で、企業ごとに最適化されたメッセージを生成しているので、「定型文ばかり送られてくる」と感じられにくいんです。
東栄:
さらに送信数無制限、朝6時の受信枠更新タイミングで送れる機能も、人気学生を狙う上では有効だと思いました。
他社比較もしましたが、この条件が揃っていたのは御社だけでした。
福田:
確かに、他社さんでは送信数に制限があったり、卒年度ごとに別契約が必要なケースもありますから。
26卒と27卒を同時に動かしたい企業様にとっては、うちの仕組みが合いやすいんです。
AIでのスカウト文の作成についてはこちら
ChatGPTでスカウトメールの文面作成をする方法とは?無料版と有料版の違いや注意点も解説
「承認者数が増え、説明会開催数は倍以上に」──導入後の変化
― 実際に導入して、どんな変化がありましたか。
東栄:
まず、承認者数が増えました。送信数が増えた分、承認率が劇的に上がったわけではないですが、約3カ月間で承認者数が 71名から98名へと27名増加しました。
昨年の同時期は3カ月でわずか12名の増加だったことを踏まえると、今回は 大幅に上回る成果となり、非常に驚きと手応えを感じています。
でも、数字以上に大きかったのは時間が増えたこと。
以前は週2回だった説明会を、隔日開催にできましたし、1日に2回開催する日もあります。
学生と接点を持つ機会が増えたことで、結果的に承認率にも良い影響が出ていると思います。
福田:
「説明会の数が倍以上になった」というのは、他のお客様でもよく聞く効果です。
スカウト作業に割いていた時間がそのまま学生との接触時間に置き換わるので、母集団形成の質も量も変わりますよね。
東栄:
はい。懇親会は例年1回だけでしたが、今年は3回開催を検討中です。
また、これまでできなかったインターンの実施も視野に入れられるようになりました。
施策を考えたり、戦略を練ったりする「攻めの時間」が確保できたのは大きいですね。
福田:
導入前は「時間がないから施策が打てない」という課題を抱える企業さんが多いです。
それが解消されると、採用の幅もぐっと広がります。
「人気学生への送信機会を逃さない」──AIならではの強み
― AIスカウトならではの良さは何でしょう。
東栄:
一つは“タイミング”です。
人気学生はすぐに受信枠が埋まってしまいますが、AIなら朝6時の更新直後に自動で送れるので、狙った学生にしっかり届きます。
福田:
これは人手だとかなり難しい部分ですよね。
担当者の就業時間前に枠が埋まってしまうケースはよくありますが、AIなら24時間体制で動けるので、逃すリスクを減らせます。
東栄:
あとは、候補者ごとに文章を変えて送ってくれること。
単調な文面にならず、学生の興味を引けるメッセージが送れるのは、人手ではなかなか難しいですから。
「まずは3カ月、試してみてほしい」
― 最後に、同じ課題を抱えている企業へのメッセージをお願いします。
東栄:
うちは最初3カ月のお試し契約でした。
でも効果が出て、上司からも「続けた方がいい」と言われ、今は1年契約を準備しています。
迷っているなら、まず3カ月やってみてください。
きっと後悔はないと思います。
福田:
まずは短期間でも導入していただくと、業務の中でどれだけ時間が生まれるか実感できると思います。
その時間をどう活かすかで、採用成果は大きく変わりますから。
AI採用についてさらに知りたい方はこちら
採用においてAI活用を行う5つのメリットとは?手法や導入の流れ・事例を解説
株式会社Delight 福田からのコメント
東栄ホームサービス様は、26卒・27卒の同時採用という非常にタイトなスケジュールの中で、限られたリソースを最大限に活用されていました。
AIスカウトを導入していただいたことで、スカウト送信という“作業”を自動化し、採用担当者様が説明会や懇親会、インターン施策など“人と向き合う時間”に注力できるようになったのは大きな成果だと感じています。
採用活動は「出会う数」だけでなく「出会い方の質」が重要です。AIスカウトは、その両方を同時に改善できる仕組みですので、同じように多年度並行採用や母集団形成に課題を感じている企業様には、まずは短期間でも試していただきたいと思います。
監修者プロフィール

- 株式会社Delightは、採用領域に特化したコンサルティング企業として、企業の「人材」課題を多角的にサポートしています。求人広告代理店として20種類以上の大手媒体を扱い、最適な提案を行うほか、自社で培った新卒・中途採用のノウハウを活かし、採用戦略立案から面接代行、内定後フォローまで一貫して支援。また、AIによるスカウト自動化サービス「RecUp」を展開し、採用活動の効率化と成功を後押しします。採用の課題に悩む企業に、実践的かつ柔軟なソリューションを提供しています。