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【2026年最新】採用のAI活用完全ガイド!最新トレンドと方法・事例解説!

生活のさまざまな場面で活用されているAI技術ですが、近年、採用活動にAIを活用する企業は増加しています。採用活動にAIを活用する上で、「採用でAI活用を行うメリットは?」「AIの具体的な手法や導入する流れは?」などの疑問が生じるでしょう。

そこで本記事では、採用におけるAI活用とはどういうものか、AIを活用するメリット、注意点などを紹介します。また、AI活用の手法や導入の流れ、事例などについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

採用におけるAI活用とは?

採用活動にAIを取り入れるという動きは、ここ数年で急速に広まってきました。かつては一部の大企業が試験的に導入していた印象がありましたが、現在は中小企業を含む幅広い規模の企業が、採用の各フェーズでAIを実際に使い始めています。求人票の作成から候補者のスクリーニング、面接評価の支援まで、その活用領域は多岐にわたります。

現在の採用市場と、AIがどのような役割を担っているかについて、以下で確認していきましょう。

AI採用の定義と市場トレンド

AI採用とは、採用活動の各プロセスにAI技術を組み込むことで、業務の効率化と選考の質向上を同時に図る取り組みを指します。書類選考や適性検査の分析、面接スケジュールの調整、チャットボットによる候補者からの問い合わせ対応など、これまで人手に頼っていた業務をAIが自動化・サポートする仕組みです。

出典:「採用担当者200名に聞く、採用活動のAI活用実態調査

2023年度の採用活動においてChatGPTなどのAIツールを「活用した」と回答した企業は全体の43.0%に達しており、すでに4社に1社以上が採用の現場でAIを使っていることがわかります。

活用が多かった用途は「求人票の制作」で60.5%、「スカウト」と「WEB面接」が各31.4%、「選考の評価」と「適性検査」が各27.9%となっており、採用フロー全体にわたってAIが浸透しつつある状況が読み取れます。

2026年の採用市場では、AIは単なる補助ツールの域を超え、採用活動の中核を担う存在へと変わりつつあります。コンサルティング会社Bainの分析によれば、2028年に向けてAIエージェントが生み出す価値が29%に達すると予測されており、この変化が2026年から本格化する見込みです。

また、CEOの67%が2026年にAIによってエントリーレベルの雇用が増加すると回答しており、採用市場全体でAIが果たす役割は今後さらに大きくなると考えられています。

新卒・中途採用のAI導入

新卒採用でのAI活用は、エントリーシート選考の効率化からスカウトメールの自動生成、適性検査分析まで幅広く展開されています。ある企業ではAI導入によってエントリーシートの選考時間を75%削減することに成功し、採用担当者がより戦略的な業務に集中できる体制を整えました。

中途採用においても、求職者の職務経歴書やスキルセットを分析し、求人要件とのマッチング精度を高める取り組みが進んでいます。ダイレクトリクルーティングの場面では、AIが候補者のプロフィールに基づいてパーソナライズされたスカウトメールを自動生成することで、返信率や承認率の向上につながっています。

新卒・中途問わず共通しているのは、AIが単純作業や大量処理を担うことで、採用担当者が「候補者に向き合う時間」をより多く確保できるようになるという点です。これは採用の質向上という観点でも、大きな意義を持っています。

AI活用が可能な採用業務一覧!

採用活動の中でAIが活用できる領域は、求人原稿の作成から候補者との面接、内定後のフォローまで多岐にわたります。それぞれの業務でAIができることは少しずつ異なるため、自社がどのフェーズで課題を抱えているかを把握した上でツールや手法を選ぶことが、AI活用の第一歩となります。

以下では、採用業務の主要な場面ごとにAIの活用方法を整理します。

求人原稿・募集要項の作成

採用活動の入り口となる求人原稿の作成にも、AIを活用する企業が増えています。もともと求人票の制作はAI活用が最も進んでいる領域で、調査では活用した企業の60.5%が「求人票制作」に使用したと回答しています。

ChatGPTや各種生成AIツールを活用することで、業種・職種・ターゲット層に合わせた求人原稿の文案をスピーディに作成することができます。業務内容や応募条件、社内の雰囲気などを入力するだけで、魅力的な文章の叩き台が数分で出来上がるため、担当者が文章を考える時間を大幅に削減できます。

特に複数の求人を並行して管理している企業では、AIを活用することで各ポジションに合わせた文体・訴求点のカスタマイズが効率よく行えます。A/Bテストの素材を短時間で複数用意し、反応の良い文章を探る運用も現実的になります。

関連記事:Chat GPTで求人広告は作成できる?メリットや注意点・実際に使えるプロンプトの例も詳しく解説!

候補者とのマッチング最適化

スカウト採用やダイレクトリクルーティングの現場では、AIが候補者との適合度をスコアリングし、優先度の高いターゲットへ自動でアプローチする仕組みが普及しています。膨大な候補者データの中から条件に合った人材を見つけ出す作業は、人手では限界があるため、AIの活用効果が特に大きいフェーズです。

以下の表に、マッチング最適化で活用される主なAI手法をまとめています。

AI手法概要
AIマッチング候補者のスキル・経験・志向と求人要件を自動照合し、適合度スコアを算出
AIソーシング媒体上の候補者データを自動収集・整理し、アプローチ対象を絞り込む
AIスカウト条件に合った候補者へパーソナライズされたスカウトメッセージを自動送信
AIによるソーシャルメディア分析LinkedInやX(旧Twitter)などのSNS情報をもとに候補者の特性・関心を把握
AI人材データベース管理過去の応募者や接触履歴をAIが分類・管理し、将来の採用活動に活用

AIスカウトは特に、少人数の採用チームでも大量の候補者に継続的にアプローチし続けられる点で、採用競争力の底上げに直結する手段です。候補者一人ひとりのプロフィールに合わせた文面を生成するため、画一的な一斉送信と比べてメッセージの響き方が大きく異なります。

関連記事:AIスカウトとは?採用を変える新しいスカウトの仕組みを徹底解説!

面接プロセスへのAI活用

面接選考は採用の中でも特に人的リソースを必要とする場面ですが、AIの導入によってプロセス全体のあり方が変わりつつあります。日程調整から一次面接の実施・評価、面接内容の分析まで、AIが担える役割は幅広くなっています。

以下では、面接プロセスにおけるAI活用の主な場面について整理します。

面接スケジュールの自動調整

面接日程の調整は担当者にとって繁雑な作業の一つで、候補者との日程擦り合わせに想定以上の時間がかかるケースも多く見られます。AIを活用することで、候補者のスケジュール入力を受け取り、面接官のカレンダーと自動で照合・確定する仕組みを構築できます。

AI手法概要
AIスケジューリング候補者と面接官の空き時間を自動マッチングし、日程調整を完全自動化
AIチャットボット候補者からの問い合わせや日程変更依頼を24時間リアルタイムで対応

一次面接の効率化・自動化

AIが面接官の代わりに一次面接を担う仕組みは、「AI面接」と呼ばれ、多くの企業で試験導入が進んでいます。候補者はAIの質問に動画や音声で回答し、その内容をAIが分析・評価します。

AI手法概要
AIドリブン面接AIが候補者に質問を投げかけ、回答内容を言語解析でスコアリング
感情認識AI面接顔表情・声のトーン・話し方をリアルタイムで解析し、応募者の特性を評価

面接データの分析・評価支援

AIドリブン面接や感情認識AI面接で収集されたログデータは、後工程での評価支援にも活用できます。面接内容を自動で文字起こし・要約し、次の面接官への申し送りに活かすことで、引き継ぎにかかる時間を大幅に削減することができます。

また、面接官ごとの評価傾向をAIが分析し、過度な甘辛傾向や特定の属性への偏りを検出することで、組織全体としての選考の公平性を維持する支援ツールとしても機能します。蓄積された面接データをもとに、入社後の活躍度との相関を分析し、評価基準を継続的に改善していく活用方法も普及しつつあります。

採用でAI活用をするメリットとは?

ここからは、採用におけるAI活用を行うメリットを紹介します。今回紹介するメリットは、以下の3つです。

採用の効率化が可能

採用業務の中には、スカウトメール送信、ESの一次確認、問い合わせ対応、日程調整など、繰り返し発生するルーティンワークが数多くあります。これらをAIが代行することで、採用担当者は候補者との直接的なコミュニケーションや戦略的な意思決定に集中できるようになります。

1人の採用担当者がカバーできる候補者の数が増加するため、少人数チームでも大企業に引けを取らない母集団形成が可能になります。特にスカウトの送信量と品質の安定化は、採用活動の基盤を下支えする効果として多くの企業が実感しているポイントです。

AIが24時間・365日稼働し続けることで、採用担当者のコンディションや繁忙状況に関わらず、一定の水準で採用活動が回り続ける体制を作れます。これは採用の「継続性」という観点で、長期的な競争力に直結します。

採用費用の削減

採用には求人広告費、採用代行費、人材紹介手数料、担当者の人件費など、さまざまなコストが発生します。AIを活用することで、これらのコスト構造に変化をもたらすことができます。

まず、スカウトを内製化することで人材紹介会社への依存度を下げられます。ES選考の自動化により担当者の工数が減れば、同じ人員でより多くの採用活動を回せるようになり、採用単価の実質的な低下につながります。

採用のミスマッチが減少し入社後の早期離職が抑えられれば、再採用や引き継ぎにかかるコストも削減できるため、長期的な費用対効果は非常に高いといえます。採用代行の費用を削減しつつ、AIがスカウト業務を代替することで少数精鋭の採用チームによる高い成果が実現できます。

少人数の採用チームでも高品質な採用を維持できることは、採用人事の少数精鋭化という組織的なメリットにもつながっています。

公正で高精度の判断ができる

AIは一定の基準に基づいてデータを処理するため、担当者の個人的な主観や先入観によって評価がブレる状況を防ぎやすくなります。採用における公平性の確保は、企業の信頼性やブランドにとっても重要な要素です。

過去の採用データと入社後の活躍度を学習したAIは、「実際に活躍しやすい人材像」に基づいてマッチング精度を高めることができます。書類選考の段階でのスコアリングや、適性検査の分析精度が向上することで、選考全体の通過率や入社後の定着率が改善していきます。

面接官それぞれの評価傾向をAIが分析し、無意識のバイアスを可視化することで、合否の意思決定の補強にも活用できます。数値化された評価データに基づいて最終判断を下すことで、個人の直感や好みに頼りすぎない採用判断が実現できます。

担当者のバイアスが排除され、データに基づく選考が進むことで、多様なバックグラウンドを持つ人材が公平に評価される環境も整いやすくなります。

採用でAI活用をするデメリット・注意点は?

AI活用によるメリットは大きい一方で、導入にあたって押さえておくべき注意点もあります。ここを見落としたままAIを導入してしまうと、期待した成果が得られないだけでなく、採用活動において判断の質が下がる可能性もあります。

十分なデータ蓄積が求められる

AIは過去のデータを学習して精度を高めていく仕組みのため、活用できるデータが少ない場合には期待した効果が得られにくくなります。特に創業間もない企業や採用規模が小さい企業では、学習データが不十分なため、AIの判断精度が初期段階では低くなることがある点に注意が必要です。

また、「データの検証がしづらい」という問題もあります。AIがどのような基準で候補者を評価したのか、内部のアルゴリズムを確認することは一般的に難しく、判断の根拠がブラックボックス化しやすいという性質があります。

AIの出力結果を過信せず、人事担当者が結果を確認・判断するプロセスを必ず設けることが求められます。データが偏っていれば評価にも偏りが生じるため、定期的にAIの評価傾向を人間がチェックし、必要に応じて調整していく体制が必要です。

心理的な抵抗感が現れる可能性がある

AIを採用選考に導入することは、社内の面接官や人事担当者に戸惑いや抵抗感をもたらすことがあります。「自分の評価をAIに置き換えられる」「AI任せで本当に良いのか」という感情は、特に現場の面接官に生じやすい反応です。

候補者・学生側からも「機械に評価されるのは不安」という心理的な距離感が生じることがあります。選考にAIが使われていることを知らずに進んでいた場合、後から発覚したときの印象は採用ブランドに影響する可能性があります。

AI活用に際して、組織内への丁寧な説明と候補者への透明性ある情報提供を行うことが、信頼関係の維持において欠かせません。特定の属性や経歴に偏った評価がAIによって再生産されていないかを定期的に確認することが、公平な採用を守るために重要です。

対面コミュニケーションが減少するリスクがある

AI面接やチャットボット対応を導入することで、採用担当者と候補者が直接やり取りする機会が物理的に減少します。これは業務効率化という観点では望ましい変化ですが、候補者が「人に見てもらえていない」「企業の温度感が伝わらない」と感じてしまう場合には、内定承諾率や企業への志望度に影響を与えることがあります。

AIによる対応範囲を拡大しながらも、二次面接以降は人間が丁寧に対応するという役割分担を設計することが有効です。候補者体験(CX)の質を落とさないために、どの接点でどのようなコミュニケーションを行うかをあらかじめ設計しておくことが求められます。

導入コストおよび運用負担の発生

AIツールの導入には、初期費用や月額の利用料金に加えて、データ整備の工数や社内研修の費用が伴います。導入したものの十分に活用できずにコストだけがかかり続けるという状況は、採用規模や社内の体制によっては起こりうるケースです。

ツール選定に際して、自社の採用課題と期待する成果を具体的に定義し、費用対効果を事前に試算することが重要です。また、導入後も継続的な運用・改善を行う担当者のアサインが必要であり、「誰が運用を担うか」という体制設計も欠かせない準備の一つです。

関連記事:AI採用の問題点とは?メリット・デメリットや成功させるためのポイント・導入している事例を解説!

採用AIを導入する5つのステップ

続いて、採用におけるAI活用導入の流れについて紹介します。AIを導入する場合は、以下の流れで行うことが一般的です。

それぞれ、詳しく解説します。

STEP1:導入目的と課題の明確化

まずは、採用活動にAIを導入する目的と、現状の課題や改善しなければいけない点を確認します。

具体的にどの業務の効率を上げたいのか、どの部分を改善したいのかを洗い出しましょう。そして、どの業務をAIに任せるかを明確にすることが必要です。

STEP2:AIの活用方針の決定

課題が整理できたら、AIでどの課題を解決するかという方針を決めます。すべての業務に一度にAIを導入しようとするのではなく、最も効果が出やすいフェーズから優先度を設けることが現実的です。

スカウト業務の自動化から始めるのか、書類選考のスクリーニングから着手するのか、面接スケジュール管理の効率化を優先するのかなど、方針を絞って取り組むことで導入効果が測定しやすくなります。

STEP3:最適なAIツールの選定

次に、どのAIツールを使用するかを選択しましょう。各AIツールの費用や機能などを比較し、どのAIツールが自社にもっとも適しているかを検討することが大切です。

「目的を達成するためには、どのAIツールが必要か」「AIツールを選択する際に重要な要素はなにか」などの観点から選びましょう。

STEP4:運用フローの設計とデータ準備

AI導入を成功させるためには、明確な運用フローの設計と質の高いデータの準備が欠かせません。まず、現在の採用プロセスを詳細に分析し、どの業務をAIに任せ、どの業務を人間が担当するかを明確に定義します。

データ準備においては、AIに学習させる過去の採用データの整備が必要です。採用した人材のプロフィール、選考時の評価、入社後のパフォーマンスなどのデータを収集・整理します。このとき注意すべきは、データに偏りがないかを確認することです。

運用フローには、候補者とのコミュニケーション方法も含まれます。AIが自動送信するメッセージのトーンやタイミング、候補者から問い合わせがあった際の対応フローなどを事前に設計しておきましょう。採用担当者全員が理解できる分かりやすいフローを構築することが、スムーズな運用のカギとなるでしょう。

STEP5:効果測定と継続的な改善

AI導入後は、定期的な効果測定と継続的な改善活動が成功の鍵を握ります。KPIを設定し、データに基づいて改善点を特定することが重要です。スカウトの開封率・返信率、書類選考の通過率、面接設定率、内定承諾率など、採用プロセスの各段階における指標を追跡し、AI導入前後での変化を測定します。

効果測定の結果をもとに、AIのパラメータ調整や運用フローの見直しを行います。スカウトメールの返信率が低い場合は、文面のテンプレートや送信タイミングを変更してテストを繰り返します。

採用担当者や面接官からのフィードバックを積極的に収集することも大切です。現場で実際にAIツールを使用している担当者の意見には、データだけでは見えない改善のヒントが含まれています。月次や四半期ごとに振り返りの場を設け、成功事例や課題を共有することで、組織全体のAI活用スキルが向上していくでしょう。

採用にAI活用を導入する際にしておきたい準備とは?

AIを採用活動に取り入れることを決めたとしても、準備なしに動き始めると思ったような成果が得られないことがあります。

ツールの選定と並行して、社内体制や情報基盤を整えておくことが、スムーズな導入と運用の定着につながります。

AI導入の目的明確化とKPI設定

まず、「何のためにAIを使うのか」という目的を具体的な言葉で定義します。「採用コストを○%削減する」「スカウトの送信数を月○通に増やす」「ES選考の工数を半減させる」など、数値で測定できる目標を設定しておくことで、導入後の効果検証がしやすくなります。

目的が曖昧なままだと、AIツールを使うこと自体が目的化してしまい、採用課題の解決につながらないまま費用だけがかさむ状況に陥りかねません。経営層や現場マネージャーとKPIを共有しておくことで、社内の理解と協力も得やすくなります。

採用フローの再設計とデータ基盤の整備

AI導入に合わせて、既存の採用フローを見直すことが必要です。AIが処理する業務とヒトが判断する業務を整理し、それぞれの役割を明確化したフロー設計を行います。

また、過去の採用データ(応募者情報・選考結果・入社後の活躍度など)を整理してデータ基盤を構築することが、AIの精度向上につながります。個人情報を含むデータの取り扱いについては、利用目的・保存期間・アクセス権限などを定めた社内ルールを事前に策定しておくことが求められます。

担当者の理解促進と協力体制の構築

AIを活用する採用チームのメンバー全員が、ツールの使い方だけでなく「AIがどのように動いているか」「どの場面で人間が介在すべきか」を理解しておく必要があります。

特に現場の面接官に対して、AI活用の目的と役割分担を丁寧に説明することで、導入への抵抗感を和らげることができます。採用活動はチームで行うものであるため、AI導入を一部の担当者だけで進めるのではなく、関係者が同じ認識のもとで動ける体制づくりが成功の条件です。

AIを活用した採用を成功させるためのポイント

AI採用の導入が進む一方で、期待した効果を得られていない企業も少なくありません。AIは万能なツールではなく、適切な理解と活用方法があってこそ真価を発揮します。

ここでは、AI採用を成功に導くための重要なポイントについて、実践的な視点から解説していきます。

①AIの得意・不得意を理解する

AIが得意とするのは、大量のデータを高速で処理し、パターンを見つけ出す作業です。書類選考における基本的な要件チェック、過去の採用データに基づくマッチング判定、定型的な質問への自動応答など、ルールベースで処理できる業務においては人間を遥かに上回る効率性を発揮します。

一方で、AIには苦手な領域も存在します。独自性のある人材や潜在能力の高い求職者を発見することは、過去データに基づいて判断するAIにとって難しい課題です。面接における微妙なニュアンスの理解や、候補者の成長可能性を見極めることなども、人間ならではの洞察力が必要とされる場面といえるでしょう。

さらに、AIは学習データに含まれるバイアスを再現してしまう可能性があります。過去の採用データに偏りがあれば、それを学習したAIも同様の偏りを持った判断をしてしまうのです。このため、AIの判断結果を盲信せず、定期的にアルゴリズムの見直しやデータの点検を行うことが重要です。

②最終判断は人間がする

どれだけAI技術が進化しても、最終的な採用決定は人間が行うべきです。AIはあくまでデータに基づいた判断を提供するツールであり、組織の将来やチームの相性といった複雑な要素を総合的に判断するのは人間の役割です。

面接の場面では、AIが提供する分析結果を参考にしつつも、実際に候補者と対話して得られる情報を重視すべきでしょう。表情や話し方、質問への反応といった非言語的な情報からは、AIでは捉えきれない候補者の本質が見えてきます。

AIの判断に疑問を感じた場合は、その理由を検証することも大切です。AIがなぜその候補者を推奨したのか、あるいは除外したのかを理解することで、アルゴリズムの改善点が見えてくることもあります。透明性を保ちながらAIを活用し、人間の判断力とAIの分析力を組み合わせることで、より質の高い採用活動が実現できるのです。

③データの取扱いに十分配慮する

採用AIは候補者の個人情報を大量に処理するため、データ管理のセキュリティと法令遵守は最優先事項です。個人情報保護法をはじめとした法規制を遵守し、データの利用目的・保存方法・第三者提供の有無をプライバシーポリシーとして明示することが求められます。

収集したデータが採用以外の目的に使用されていないか、アクセス権限の管理が適切かどうかを定期的に見直す体制を整えることが、候補者からの信頼を守る上で不可欠です。

採用におすすめのAI搭載ツール5選!

現在の採用市場には、目的・規模・予算に応じて選べるさまざまなAI搭載ツールが登場しています。以下の表は、本記事で紹介する5つのツールの特徴を比較したものです。

ツール名カテゴリー主な特徴
RICOH Chatbot ServiceAIチャットボットExcelでQ&A管理可能。採用問い合わせを24時間自動対応
SHaiNAI面接対話型AI面接で応募者の発言・表情・声をリアルタイム解析
harutaka IAAI面接官トレーニング面接担当者の面接スキルをAIが分析しフィードバック
RecUpAIスカウト候補者ごとにパーソナライズされたスカウトを自動送信
PERSONAAI採用管理ツールAI搭載ATSで応募から内定フォローまで一元管理

AIチャットボット「RICOH Chatbot Service」

RICOH Chatbot Serviceは、リコーが提供するシナリオ型と辞書型を組み合わせたハイブリッド型のAIチャットボットです。採用用途にも対応しており、学生や求職者からの「選考フローを知りたい」「応募方法を教えてほしい」といった問い合わせに24時間対応できます。

最大の特徴は導入のしやすさで、ExcelにQ&Aを入力してインポートするだけでチャットボットが動き始める点が高く評価されています。専門知識がなくても扱いやすく、既存サイトへのタグ埋め込みだけで設置が完了します。リコー独自のAIが類義語・同義語を自動認識するため、言い回しのゆれがある問い合わせにも高精度で対応可能です。

ITreview Grid Award 2026 Winterのチャットボットツール部門で「Leader」を受賞しており、信頼性の高いツールとして広く使われています。月額18,000円〜という比較的手頃な料金から始められるため、初めてAIチャットボットを採用活動に導入する企業にも適しています。

AI面接「SHaiN」

SHaiNは、対話型AI面接サービスとして多くの企業に導入されているツールです。応募者との面接をAIが担当し、発言内容・表情・声のトーン・言葉遣いなどをリアルタイムで解析して性格や能力を数値化します。

面接官の感情や主観に左右されない客観的な評価データを生成できる点が最大の強みで、面接担当者はそのデータをもとにより精度の高い最終判断を下せます。24時間365日いつでも面接を受けられる点は応募者の利便性向上にもつながり、面接受験者数の増加が見込めます。

書類選考から一次面接の評価・申し送りまでをAIが一貫して担う設計になっており、採用担当者が初期選考に割く時間を大幅に削減できます。デジタルホールディングスなどの大手企業でも活用実績があります。

AI面接官トレーニング「harutaka IA」

harutaka IA(インタビューアセスメント)は、株式会社ZENKIGENが提供する採用DXサービス「harutaka」の機能の一つで、面接担当者の面接スキルをAIが分析・評価するユニークなツールです。

面接を録画し、面接官の話し方・表情・質問のバランスなどをAIが解析して個別フィードバックを提供します。「自社の面接が他社と比べてどのような水準にあるか」を客観的に把握したいという企業のニーズに応える点で、他のAIツールとは異なる視点での採用改善を実現できます。

ピジョン株式会社では、この機能を活用することで面接担当者が誰であっても企業の魅力を均一に伝えられる面接の実現を目指して導入したという事例があります。面接官の育成とデータドリブンな採用改善を同時に進めたい企業に向いているツールです。

AIスカウト「RecUp」

RecUpは、株式会社Delightが提供するAIスカウトサービスで、国内導入数No.1を誇り、400社以上の採用活動をサポートしてきた実績を持ちます。候補者ごとのプロフィールや志向を解析し、一人ひとりにパーソナライズされたスカウトメッセージをAIが自動生成・送信します。

担当者がいない時間帯や休日でもスカウトを継続して送り続けられるため、採用活動の量と質を安定して維持できるという点が、多くの企業から評価されています。定例ミーティングでの改善提案や文章最適化のサポートが含まれており、スカウトを送って終わりではなく採用成果にこだわった伴走型の支援体制が特徴です。

AI管理ツール「PERSONA」

PERSONAは、株式会社アサインが提供するAI搭載の採用管理システム(ATS)です。応募者の管理から選考の進捗管理、内定後のフォローまで、採用活動の全プロセスを一元管理できます。

AI搭載の性格診断機能が組み込まれており、候補者の特性を踏まえた面接設計が可能です。候補者の情報を一つのプラットフォームで管理できるため、担当者間での情報共有がスムーズになり、選考の抜け漏れや引き継ぎミスを防ぎやすくなります。

株式会社一休をはじめとした複数の企業での導入実績があり、採用活動のデジタル化を推進したい企業に適したツールです。

採用でAI活用がおすすめな企業の特徴は?

採用におけるAI活用がおすすめな企業は、以下の通りです。

  • たくさんの人数を採用している企業
  • スキルの高い人物の採用に苦戦している企業
  • 戦略立案などのコアな業務にかける時間が足りない企業

たとえば、毎年数百人から数千人を採用している企業の場合、資格や特定のスキルなどの制限を設けずに募集をすると、応募が途絶えることは少ないでしょう。そこで、労働市場分析やスキルマッチング、候補者との日程調整などをAIに任せることで、採用業務の効率を向上できます。

また、スキルの高い人物の採用に苦戦している企業も、AIを活用することで得られるメリットは多くあります。候補者と企業のマッチング度の向上やパフォーマンスの予測が可能なためです。

さらに、ルーティン化している業務をAIに任せることで、余剰時間が発生します。発生した余剰時間をコアな業務にかける時間に充てることができ、業務に集中できるでしょう。

採用でAI活用をしている企業の成功事例3選!

実際にAIを採用活動に導入した企業は、どのような成果を上げているのでしょうか。ここでは、チャットボット・AI面接・AI面接官トレーニング・AIスカウト・AI管理ツールそれぞれの活用事例を紹介します。導入の背景と得られた効果を具体的に確認することで、自社への活用イメージをつかむ参考にしてください。

AIチャットボット活用事例:株式会社ティービーケー・システムエンジニアリング

株式会社ティービーケー・システムエンジニアリングは、採用サイトへの学生からの問い合わせ対応に多くの工数が割かれていたという課題を抱えていました。採用担当者が1件1件のメール対応に時間を取られることで、スカウトや選考対応に割くリソースが不足していたとのことです。

同社は採用サイトにAIチャットボットを設置し、「選考の流れを教えてください」「インターンシップの参加方法は?」といった繰り返し発生する定型的な質問を自動応答できる体制を整えました。学生が24時間いつでも疑問を解消できるようになったことで、応募前の離脱が減少し、エントリー数の増加にもつながっています。

採用担当者の問い合わせ対応時間が大幅に削減され、その分のリソースを学生との面談や選考の質向上に充てられるようになったことが、最も大きな成果として挙げられています。定型業務をAIが担うことで、人間にしかできない業務に集中する採用体制が実現した事例です。

AI面接活用事例:株式会社YMFGキャピタル

株式会社YMFGキャピタルでは、一次面接の設定数が増加する中で面接官のスケジュール確保が困難になり、選考スピードに影響が生じていました。面接官の負担を軽減しながらも候補者対応の質を維持するという課題に直面していたとのことです。

SHaiNの導入により、一次面接をAIが担当する体制へと移行しました。応募者はAIとの対話形式で面接を受け、その内容を解析したデータが二次面接の担当者に引き継がれます。日程調整の手間がなくなったことで、候補者は都合の良いタイミングで面接を受けられるようになり、面接受験数が増加しました。

AI面接の活用により、一次面接にかかる時間コストを大幅に削減しながら、二次面接以降の対話の質を高めることに成功しています。面接データの蓄積と活用によって、採用判断の精度向上にも貢献している事例です。

AI面接官トレーニング活用事例:ピジョン株式会社

ピジョン株式会社は、育児用品の製造・販売で知られる企業で、新卒採用において「面接担当者によって企業の印象がばらついていないか」という課題を感じていました。同社は2022年12月に「harutaka IA」を導入し、面接動画をAIが解析して面接担当者にフィードバックする体制を整えました。

導入の目的は「どの面接担当者が対応しても、ピジョンの魅力を等しく伝えられる面接を実現すること」であり、AI分析の結果を面接官の育成に活かしています。役員報告でAIを使った面接分析の結果を説明したところ、「採用がここまでデジタル化されているのか」と驚かれたものの、前向きな反応だったとのことです。

ピジョンでは面接情報の整理と応募者の配属検討の2つの場面でharutaka IAを活用し、面接記録の作成にかかる工数を削減しながら、面接の品質向上と情報共有のスムーズ化を両立しています。AI活用が採用担当者だけでなく現場の面接官の育成にまで波及した先進的な事例です。

AIスカウト活用事例:株式会社オープンハウス・ディベロップメント

株式会社オープンハウス・ディベロップメントは不動産業界の企業で、採用担当者が手作業でスカウト送信を行っていたため、時間的な制約から十分な送信数を確保できていませんでした。採用代行業者への依頼も行っていましたが、ノウハウが社内に残らずコストだけがかさんでいたという課題がありました。

RecUpの導入後、AIが毎日自動的にスカウトを送り続けることで、わずか2ヶ月で採用代行業者に依頼していた時期の承認数を超えることを達成しました。スカウトが継続的に動き続けることで、採用担当者は候補者との面談や選考対応に注力できる時間を確保でき、採用活動全体の底上げにつながっています。

スカウト業務の内製化とAI化を同時に進め、採用コストの最適化にも貢献した事例です。

AI管理ツール活用事例:株式会社一休

「一休.com」などのサービスを展開する株式会社一休は、多様な採用職種と複数の媒体からの応募情報を一元管理する必要がある中で、情報の分散や引き継ぎの煩雑さが課題でした。同社はPERSONAを採用管理システムとして活用し、応募者の情報管理から選考進捗、内定後のフォローまでを一つのプラットフォームで統合しました。

AIによる候補者の特性分析機能を活用することで、面接担当者が候補者の背景を踏まえた上で選考に臨みやすくなりました。情報の一元管理によって、採用チーム内での引き継ぎがスムーズになり、対応漏れが減少しています。

選考状況の可視化と共有体制の整備が、採用活動の精度向上と担当者の負担軽減を同時に実現した事例として、採用管理ツール活用の参考になります。

採用におけるAI活用に関するよくある質問と回答!

採用へのAI活用を検討する中で、「自社に本当に合うのか」「導入にリスクはないか」といった疑問が出てくるのは自然なことです。

ここでは採用担当者から特によく寄せられる質問をまとめ、それぞれに回答します。

Q:生成AIと専用採用AIツールの違いは何ですか?

A:生成AI(ChatGPTなど)は汎用的なAIで、求人票の文案作成やメール文面の生成などに活用できます。

一方、専用採用AIツールはスカウト自動化・ES選考・AI面接など採用業務に特化して設計されており、採用データとの連携や選考管理機能が備わっています。用途によって使い分け、組み合わせるのが効果的です。

Q:中小企業でもAI採用ツールは効果ありますか?

A:採用担当者が少人数で大量の業務を抱えている中小企業こそ、AIによる効果が出やすいといえます。

スカウト自動化やチャットボット対応など、リソース不足を補う領域から始めることで、限られた人員でも採用活動の質と量を維持できるようになります。

Q:AIによる書類選考は法的なリスクはありませんか?

A:AIのみで採用の可否を決定することは、公平性や個人情報保護の観点で注意が必要です。

最終判断は必ず人間が行う体制とし、AIはスクリーニングの補助ツールとして活用することが推奨されます。個人情報の取り扱いについては個人情報保護法を遵守し、利用目的を明示することが求められます。

Q:学生・求職者側のAI活用状況はどうですか?

A:就職活動においても、学生がAIを活用してES文章の作成や面接の準備を行うケースが増えています

AIが書いたESが普及する時代においては、企業側も書類だけでは判断しにくくなっており、それがAI面接や動画選考の普及を後押しする一因にもなっています。

Q:何からAI活用をしていけば良いでしょうか?判断する方法を知りたいです。

A:まず、採用活動の中で最も時間がかかっている、または最もミスや手戻りが多い業務を洗い出すところから始めましょう。

スカウト送信の工数が課題であればAIスカウト、問い合わせ対応が負担であればチャットボット、ES確認の時間が長いなら書類選考AIというように、課題と対応するAI手法を結びつけることで、効果が出やすい初期施策が自然と見えてきます。

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今回は、採用におけるAI活用について紹介しました。採用活動は、AIを活用することでマッチング精度が向上したり、採用費用を削減できたりなど、さまざまなメリットがあります。ただし、AIを活用する場合は、導入の流れや注意点などを理解しておくことが必要です。

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この記事を書いた人

株式会社Delight
RecUp事業部 カスタマーサクセス部門責任者

新卒から求人広告事業に従事し、企業の採用課題に向き合う中で、実践的な支援スキルを培う。その後、自社開発のAIを活用した採用支援ツール「RecUp」の営業責任者として、プロダクトを活用した採用戦略の設計・実行支援に従事。並行して自社の採用活動にも深く関与し、事業成長フェーズにおける人材要件定義、母集団形成、採用面接など、実務から戦略まで幅広い領域を担当。現在はカスタマーサクセス部門の責任者として、100社以上の採用支援実績をもとに、採用活動の最適化を支援している。実務と戦略の両視点を持つ実践型の採用コンサルタントとして、現場に寄り添いながらも成果に直結する支援に定評がある。

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