会社説明会動画の事例10選!作成方法や作成のポイントまで徹底的に解説!

会社説明会は、求職者が企業を深く知るための重要な機会です。近年はオンライン化の普及とともに、動画を活用して説明会を行う企業も増えており、映像コンテンツの質が採用活動の成否に影響するケースも出てきています。

動画には、テキストや資料では伝えきれない情報を視覚・聴覚の両面から届けられるという大きな強みがあります。社員の表情や職場の雰囲気、企業が大切にしている価値観など、文章では表現しにくい要素を自然に伝えられる点が、多くの採用担当者に評価されている理由のひとつです。

本記事では、実際に公開されている会社説明会動画の事例10選を取り上げ、それぞれの特徴や参考になるポイントを整理します。あわせて、動画を説明会で活用するメリットや、制作時によくある疑問への回答もまとめています。自社の採用動画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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株式会社Delight
RecUp事業部 カスタマーサクセス部門責任者

新卒から求人広告事業に従事し、企業の採用課題に向き合う中で、実践的な支援スキルを培う。その後、自社開発のAIを活用した採用支援ツール「RecUp」の営業責任者として、プロダクトを活用した採用戦略の設計・実行支援に従事。並行して自社の採用活動にも深く関与し、事業成長フェーズにおける人材要件定義、母集団形成、採用面接など、実務から戦略まで幅広い領域を担当。現在はカスタマーサクセス部門の責任者として、100社以上の採用支援実績をもとに、採用活動の最適化を支援している。実務と戦略の両視点を持つ実践型の採用コンサルタントとして、現場に寄り添いながらも成果に直結する支援に定評がある。

目次

真似したくなる会社説明会動画の事例10選を紹介!

採用活動の手段が多様化するなか、動画コンテンツを説明会に取り入れる企業が増えています。映像によって伝わる情報量はテキストや資料とは比べものにならず、求職者の企業理解を深めるうえで有効な選択肢となっています。

この章では、10社の会社説明会動画の特徴と見どころを整理しています。

大和証券株式会社

大和証券株式会社は、大和証券グループ本社傘下の証券会社として、日本を代表する金融機関のひとつです。採用動画においては、同社の企業理念である「人材の重視」を前面に打ち出した内容が特徴的で、インタビュー形式を中心とした構成になっています。

動画の冒頭では「120年の歴史は大和証券グループの挑戦の歴史でした」という言葉から始まり、複数の社員が順に登場します。それぞれが「どのような人材が求められているのか」を自分の言葉で語っており、企業が求める人物像が非常に伝わりやすい構成です。

動画の締めくくりには「一緒に新たな挑戦を、始めよう。」というメッセージが添えられており、一貫したブランドメッセージが動画全体を通して表現されている点が印象的です。

ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社は、通信事業を基盤に、eコマース・インターネットメディア・キャッシュレス決済など幅広い事業を展開するグローバル企業です。世界的な投資企業であるソフトバンクグループ株式会社を親会社に持ち、国内外で事業規模を拡大し続けています。

同社の会社説明会動画は、約10分という長尺構成でありながら、企業理念・沿革・「新30年ビジョン」・体制・成長戦略・構造改革までを1本の動画に凝縮しています。視聴後には「ソフトバンクとはどんな会社か」を網羅的に理解できる設計となっており、情報密度の高さが際立つ内容です。

ナレーションと映像を組み合わせたわかりやすい展開に加え、視聴者がワクワクするような情報が適切なタイミングで差し込まれています。通常、説明会動画が長くなると離脱率が高まる傾向にありますが、テンポよく進む映像演出が視聴継続を後押しする工夫として機能しています。

リバー株式会社

リバー株式会社は、産業廃棄物のリサイクルや適正処理を専業とする環境関連企業です。廃棄物処理・リサイクル業界は一般的に認知度が低く、就職先としてイメージされにくい分野でもあります。そこで同社が採用に活用しているのが、業界の基礎知識からリバー株式会社の役割までを丁寧に解説した動画です。

動画はイラストテイストのアニメーションを活用したシンプルな構成で、専門的な知識をわかりやすく伝えることを重視しています。「静脈産業」「動脈産業」といった業界特有のキーワードも動画内でしっかりと解説されており、業界を知らない人でも理解できる内容になっているのが大きな特徴です。

単なる業界説明にとどまらず、リバー株式会社で働く魅力や若手が成長できる環境も映像を通して表現されています。業界理解が深まるにつれて、「ここで働いてみたい」という気持ちを自然に引き出すストーリー設計が施されています。

四国電力株式会社

四国電力株式会社は、四国地方を中心に電力供給事業を展開する大手電力会社です。電力会社というと安定・堅実なイメージがある一方で、「古くて固い業界」という先入観を持たれることも少なくありません。同社の採用動画は、そうしたイメージを払拭することを目的に制作されました。

動画のキャッチコピーは「灯す」というシンプルな一言です。電力を「供給する」という機能的な側面だけでなく、人々の生活に光をともすという意味を込めたこの言葉が、動画全体の世界観をつくり出しています。実写形式で制作されており、実際に電力会社で働くイメージや日々の業務のリアルな様子が伝わりやすい点が大きな特徴です。

また、メインの事業紹介動画をそのまま採用動画としても活用することで、ブランドイメージの一貫性を保ちながら幅広い接点での採用訴求を実現しています。短尺と長尺を使い分ける運用も、コスト効率の観点から参考にできるポイントです。

日本高圧コンクリート株式会社

日本高圧コンクリート株式会社は、コンクリート製品の製造・販売や各種関連工事を手掛ける老舗企業です。業種の特性上、「地味」「重い仕事」といったネガティブなイメージを持たれやすい傾向がありますが、同社の採用動画はそうした先入観を冒頭から打ち破ることを意識した構成になっています。

動画の特徴は、冒頭からタイポグラフィを用いたインパクトのある映像でスタートする点にあります。テキストアニメーションで視覚的に訴えることで、コンクリートに対する「地味」なイメージを開始直後から払拭する設計です。

続けて実写映像が展開され、同社が手掛ける事業の具体的な内容が丁寧に紹介されます。建設・土木に関わる現場のリアルな映像と、社員が働く姿が組み合わさることで、「この会社で一緒に働く」というイメージを求職者に持たせる効果があります。

東京ガスネットワーク株式会社

東京ガスネットワーク株式会社は、東京首都圏を中心に都市ガスの供給インフラを担う企業です。採用活動においては、求職者に多様な職種・業務内容を理解してもらうことが課題になりやすく、同社の動画はその解決を目的として制作されました。

動画では需要開拓・設計・工事などの部署ごとに、具体的な業務内容とやりがいがまとめられています。アイソメトリックスタイルのアニメーションを採用しており、立体的でわかりやすい映像表現が特徴です。インフォグラフィックス的な演出によって、文字だけでは伝わりにくい業務フローや職種の全体像が視覚的に整理されています。

この動画は、説明会全体での幅広い職種紹介にも、特定の職種に興味を持つ求職者への個別説明にも対応できる構成になっており、実用性の高さが光ります。複数の職種を採用する企業が、各部署の魅力を均一に伝えたいと考える際の参考事例として非常に有効です。

フューチャー株式会社

フューチャー株式会社は、ITコンサルティングとシステム開発を中核事業とする企業です。テクノロジーの力で企業経営の変革を支援するビジネスモデルを持ち、採用動画においても先進性と働くリアルを同時に表現する内容が特徴とされています。

動画では、実際にプロジェクトに携わる社員の声を通じて、コンサルタントとエンジニアが一体となって課題解決に取り組む同社のスタイルが紹介されます。ビジネスとテクノロジーの両軸に関わる仕事の面白さが、インタビュー形式で自然に語られている点が視聴者の共感を呼びやすい設計となっています。

IT系・コンサルティング系の企業で採用動画を検討している場合、仕事の専門性を「わかりやすさ」と両立させるアプローチは参考になる視点を多く含んでいます。テクノロジーへの関心と課題解決志向を持つ求職者に響く内容です。

日本エンジニアリング株式会社

日本エンジニアリング株式会社は、プラント・産業設備のエンジニアリングを手掛ける技術系企業です。専門性の高い業種であることから、採用動画においては「どのような技術に携わるのか」「どんな職場環境で働くのか」という点を明確に伝えることが重視されています。

動画では実際の現場映像を交えながら、エンジニアリング業務の全体像が紹介されます。プラントや産業設備に関わる仕事のスケールの大きさが映像で伝わることで、技術職への関心を持つ求職者の意欲を引き出す効果があります。

採用ターゲットが明確な技術系企業において、現場のリアルと成長機会を組み合わせた構成は、求職者の入社意欲を高めるうえで効果的なアプローチです。エンジニアリング・製造業界での採用動画制作の方向性を検討するうえでの参考になる事例といえます。

ソニーグループ株式会社

ソニーグループ株式会社は、エレクトロニクス・エンターテインメント・半導体など多岐にわたる事業を世界規模で展開するグローバル企業です。採用サイトには複数の社員インタビュー動画が掲載されており、研究開発・商品企画・映像処理など、それぞれの領域で活躍する若手社員が登場します。

社員一人ひとりが、自身の挑戦やキャリア観について率直に語る形式で構成されており、等身大の姿を通じてリアリティが伝わる設計になっています。いわゆる「模範回答的な内容」ではなく、各自の言葉で語られる点が視聴者の信頼感につながっています。

映像面では洗練された演出と職場風景のインサートカットが組み合わされており、最先端の現場で働く臨場感が体感できる構成です。大企業ならではのリソースを活かしつつ、「社員のリアル」を前面に出す構成は、企業規模を問わず採用動画設計のヒントになるでしょう。

株式会社トヨタシステムズ

株式会社トヨタシステムズは、トヨタグループの情報システムを支えるIT企業です。モビリティ社会の実現に向けたシステム開発や、自動車産業の進化を支える取り組みを行っており、採用動画ではそのビジョンを軸にした構成が特徴的です。

動画のコンセプトは「2050年の未来」です。企業が持つ技術力が今後の社会をどのように変えていくのかを軸に、若手社員の想いや仕事への情熱が丁寧に描かれています。遠い未来の話ではなく、現在の取り組みの延長線上にある未来として語られているため、求職者が自分事として受け取りやすい内容になっています。

理念やビジョンと、実際に働く人材像を視覚的に重ね合わせることで共感を広げる設計になっており、採用ブランディングとして機能する動画の好事例です。コンセプトムービー型の動画を検討する際の参考になる一本といえます。

会社説明会で動画を配信するメリットとは?

採用活動の形式が変化するなかで、会社説明会も対面からオンラインへと移行が進んでいます。それに伴い、情報を届ける手段としての動画への注目が高まり、多くの企業が活用を始めています。

この章では、会社説明会動画を活用するメリットを3つの観点から整理しています。

オンライン説明会でも企業の概要が伝わりやすい

採用活動のオンライン化が進むなかで、求職者が企業のリアルな姿を把握しにくくなっているという側面があります。対面では伝わる社員の表情やオフィスの空気感・職場の雰囲気といった情報が、テキストやスライドだけでは伝わりにくいのが現状です。

動画を活用することで、言葉だけでは表現しきれない映像・音声・表情といった非言語情報を届けられるようになります。企業理念や事業内容・社員の働き方を映像として見せることで、オンラインの説明会でも企業の全体像を効率的に伝える効果が高まります

また、一度制作した動画は繰り返し使用できるため、どの会場・どの担当者が担当しても同質の説明を提供できます。説明会の参加人数や開催場所に関わらず、均一なクオリティで企業情報を届けられる点もオンライン説明会における動画活用の大きな利点といえます。

自社の雰囲気や働くイメージを伝えられ、ミスマッチを防止できる

採用ミスマッチは、求職者と企業の双方にとって望ましくない結果をもたらします。入社後に「思っていた環境と違う」と感じて早期離職が起きると、採用コストや教育コストが無駄になるだけでなく、組織全体の士気にも影響します。

動画を通じて職場の雰囲気や実際に働く社員の様子を見せることで、求職者が入社後の自分をリアルにイメージしやすくなり、期待値のズレを事前に解消する効果があります。社員インタビューや職場の日常シーンを盛り込んだ動画は、テキストや写真と比べて情報量が格段に多く、企業文化や人間関係の空気感まで伝えることが可能です。

また、あえて仕事の大変さやリアルな側面も見せることで、本当に自社に合う人材からの応募を促す効果も期待できます。魅力だけでなく等身大の姿を動画に盛り込むことが、採用の質を高めることにつながります。

コスト削減につながる

会社説明会は、準備・運営・担当者の対応など、相応の時間と工数が発生します。動画を活用することで、こうしたコストを中長期的に削減することが可能です。

一度制作した動画は、採用サイト・YouTube・説明会会場など複数の場面で繰り返し活用できます。説明会ごとに担当者が1から説明を行う必要がなくなり、動画が代わりに基本的な説明を担うことで、人的コストの節減につながります。

また、担当者のトークスキルに左右されることなく、常に一定の説明クオリティを維持できる点も大きなメリットです。説明内容のばらつきを防ぎ、どの求職者にも均質な企業情報を届けられるため、採用品質の安定化と工数削減を同時に実現できます。

会社説明会の動画に関するFAQ

採用担当者が動画を制作する際、形式・内容・技術面でさまざまな疑問が生まれることは珍しくありません。何分の動画が適切なのか、顔出しは必要なのかなど、実際に制作を進めるうえで迷いやすいポイントは多くあります。

この章では、動画制作に関するよくある質問5つに回答しています。

Q.動画の長さはどれくらいが適正ですか。

A.会社説明会動画の適正な長さは用途によって異なりますが、一般的には5〜10分程度が目安とされています。

すべての情報を1本に詰め込もうとすると視聴者が離脱しやすくなるため、情報量が多い場合は職種別・テーマ別にチャプターを分けるか、複数の短尺動画に分割する方法が有効です。説明会当日のオープニングで使用する場合は3〜5分程度、事業内容や職種説明を詳しく伝えたい場合は10分を上限の目安として設計するとよいでしょう。

Q.顔出しは必須ですか。

A.顔出しは必須ではありませんが、社員が顔を見せて語ることで動画に信頼感が生まれ、求職者との心理的な距離感を縮める効果があります。

アニメーションやナレーションのみの構成でも情報は伝えられますが、実際に働く人の表情や話し方が見えると、企業文化や雰囲気がよりリアルに伝わりやすくなります。参加を希望する社員にインタビュー協力をお願いする形式が、無理のない取り組み方のひとつです。

Q.BGMは使用していいですか。

A.BGMは使用できますが、著作権への配慮が必要です。

商業利用が許可されたロイヤリティフリーの楽曲を使用するか、音楽制作サービスを活用することをおすすめします。BGMのジャンルやテンポは、企業のイメージや動画の内容に合わせて選定するのが基本です。インタビューシーンでは音量を抑えめにして語りを妨げない設定にすることが大切で、BGMが主役にならないよう調整することが視聴体験の向上につながります。

Q.字幕は必要ですか。

A.字幕の挿入は、動画のアクセシビリティを高めるうえで非常に有効です。

スマートフォンで視聴する際に音声をオフにするユーザーも多く、字幕があることで無音環境でも内容を伝えられます。すべての発話に字幕を入れる必要はありませんが、重要なメッセージや社名・職種名・数値情報などはテロップとして表示することをおすすめします。

Q.動画のファイル形式は何が良いですか。

A.配信先によって推奨される形式は異なりますが、汎用性が高いのはMP4形式です。

YouTubeや各種SNSへのアップロード、採用サイトへの埋め込みなど、幅広い用途に対応しています。解像度はフルHD以上が標準的です。社内共有や説明会当日の上映を想定する場合は、画質を落とさずファイルサイズを抑えたエンコードを行うと、再生時のトラブルを防ぎやすくなります。

会社説明会動画を有効的に使って、求人に役立てよう!

本記事では、大和証券・ソフトバンク・ソニーグループをはじめとする10社の会社説明会動画事例を取り上げ、それぞれの特徴と参考になるポイントを紹介してきました。各事例からわかるように、採用動画は企業規模や業種を問わず、さまざまな形で活用できるコンテンツです。

会社説明会動画の最大の強みは、言葉だけでは伝わりにくい企業の雰囲気・文化・社員のリアルを映像として届けられることにあります。求職者にとっては入社後のイメージを具体的に持てるきっかけとなり、企業にとっては採用ミスマッチの防止とコスト削減を同時に実現できる手段となります。

制作にあたっては、何を誰に伝えるかを明確にしたうえで、目的に合った長さ・形式・配信先を選ぶことが重要です。本記事で紹介した10社の事例を参考に、自社に合った会社説明会動画の方向性を検討してみてください。動画コンテンツをうまく活用することで、採用活動の質を高め、求める人材との出会いをつくるきっかけになるはずです。

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参考出典

採用動画の事例まとめ12選|魅力的でかっこいい映像制作のポイントも5つ紹介
https://cine-mato.com/magazine/recruitment-video/

【事例14選】会社紹介動画の種類や制作メリット、活用シーンを解説
https://proox.co.jp/column/12170/

採用動画の最新事例まとめ30選!魅力的でかっこいい映像制作のポイントを紹介【2026年7月最新】
https://lumii.co.jp/blog/recruitment-video-case/

会社説明動画の事例4選|成果につながる構成と活用ポイントを解説
https://talk-smith.com/articles/hr/048-company-explanation-video/

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