
新卒・インターン採用の担当者様にとって、dodaキャンパスは学生へ効率的にアプローチできる注目のダイレクトリクルーティングサービスです。
この記事では、dodaキャンパスの利用料金や費用体系、特徴を詳しく解説し、他社サービスとの料金比較や最適な活用方法までご紹介します。この記事を通じて料金の仕組みを理解し、自社の採用戦略にあったプラン選択をサポートいたします。ぜひ参考にしてください。
dodaキャンパスの料金体系とは?

dodaキャンパスの料金体系は、大きく「定額制プラン」と「成功報酬制プラン」の2種類に分かれています。
定額制プランは、一定期間内に送るオファー数や採用上限人数に応じた固定料金で利用できるため、多くの学生と接触したい企業に適しています。一方、成功報酬型プランは、実際に採用が成立した人数に応じて料金が発生するため、少数採用やコストを抑えたい場合におすすめです。
まずは、それぞれのプランの特徴と料金について、2025年の最新情報をもとにわかりやすく解説します。初期費用やオプションも含め、各プランの特徴をしっかりチェックしてみてください。
定額制プラン
dodaキャンパスの定額制プランは、採用予定人数に応じて料金が決まる仕組みです。
3名までのプランは60万円(税別)、5名までのプランは75万円(税別)、採用人数無制限のプランは90万円(税別)となっており、期間は3年次4月から4年次3月までの約1年間です。この無制限プランは初めてdodaキャンパスを利用する企業に向けた初年度限定プランで、採用人数に制限がなく追加費用なしで何名でも採用可能なのが大きな特徴です。
各プランには「つながり上限数」と呼ばれる、同時に選考を進められる学生数の上限が設定されています。3名プランでは200枠、5名プランは400枠、無制限プランは600枠が利用可能で、選考辞退や一定期間経過により枠が復活し、効率的に学生と接触できます。また、全ての定額プランで、低学年(1〜2年生)の学生にも無料でオファーを送ることができるため、早期から潜在的な採用候補者へ働きかけが可能です。
ちなみに、定額制プランを選択していても採用上限人数を超えて追加で採用した場合は、1人あたり別途35万円(税別)の成功報酬制に切り替わります。そうなると費用はやや割増となってしまうため、あらかじめ採用人数に応じたプランを選択しておくことが大切です。
成功報酬型プラン
成功報酬型プランは、初期費用がかからず、採用が決定した人数に応じて料金が発生する料金プランです。
具体的には1名採用につき35万円(税別)が成功報酬として支払われます。つながり上限数は基本200枠となっており、同時に選考を進められる学生数に制限があります。
このプランは少数採用を想定している企業や、初めてdodaキャンパスを利用する企業に特におすすめです。費用は採用人数に応じて発生するため、費用対効果を重視した運用ができるのが魅力となっています。
初期費用やオプション
dodaキャンパスは基本的に初期費用が0円で利用開始できます。そのため、新卒採用活動のコストを抑えてスタートできるのが大きな魅力です。
また、オプションとして「つながり枠増加オプション」が用意されています。これはdodaキャンパス上で、同時に選考を進められる学生数の上限である「つながり枠」を追加で購入できるサービスです。100枠の増枠は18万円(税別)、200枠の増枠は30万円(税別)、そして400枠の増枠は50万円(税別)で、申し込み後から対象年度の契約終了日まで利用可能です。
このオプションを活用すれば、より多くの学生に同時にオファーを送ることができ、採用の母集団形成を大きく広げることが可能になります。定額制プランではもともと低学年(1~2年生)へのオファー送信が無料で含まれているため、早期から就活意識の高い学生にアプローチできる環境が整っています。
これらの特徴を踏まえ、自社の採用計画や採用人数に応じて、必要なプランやオプションの組み合わせを検討することが成功のポイントとなります。
他の新卒採用サービスと料金比較!

dodaキャンパスは新卒採用に特化したサービスの中で、料金体系や特徴が他サービスと違いがあります。
自社に最もフィットする採用ツールを見極めていただくために、ここではスカウト型新卒採用で人気のOfferBoxとキミスカという2つのサービスと比較してみます。ぜひ参考にしてみてください。
OfferBox
OfferBoxは現在まで21,000社以上の企業が利用している最大級の新卒採用向けの逆求人型スカウトサービスです。企業が学生のプロフィールや適性検査の結果をもとにスカウトを送る仕組みで、適性検査も充実しているのが特徴です。AIを活用した検索も可能で、学生のスキルや志向性に合う人材を効率的に探せるのが魅力となっています。OfferBoxは特に大手企業から中小企業、ベンチャーまで幅広い規模の企業に支持されており、質の高い母集団形成につながると評判です。
料金体系は主に「早期定額型プラン」と「成功報酬型プラン」の2種類に分かれています。早期定額型プランは採用予定人数に応じた料金制で、3名枠は75万円(税別)、5名枠は125万円、10名枠では250万円といった設定です。このプランは大学3年次の4月から最大24ヶ月間利用でき、早期からの長期的な採用活動に適しています。一方、成功報酬型プランは初期費用がかからず、採用が決まった人数に応じて1名あたり38万円(税別)が発生します。利用開始は大学3年次3月からで期間は約1年間です。また、オファー送信には学生数に合わせたオファー枠が設けられており、この枠が消化されると新たに枠が復活する仕組みがあります。
これに対し、dodaキャンパスはつながり枠という選考の上限数は決まっていますが、OfferBoxのようにオファー数に縛りはありません。また、OfferBoxよりも全体的に少し運用の費用が抑えられています。また、dodaキャンパスは大学1、2年生からの早期スカウトも無料で送信できるのもOfferBoxと異なるポイントです。そのため、より早期に学生にアプローチしたいベンチャー企業やスタートアップ企業に向いている媒体といえます。
キミスカ
キミスカも新卒採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスで、学生層は旧帝大から地方国公立、私立大学まで幅広く、関東を中心に利用者が多いのが特徴です。特にスカウト開封率が高く、質の良い母集団形成に定評があります。企業側には、本気度を示す複数のスカウト種別(ゴールドスカウト、シルバースカウト、ノーマルスカウト)やイベント型のマッチング機会も提供されており、ターゲットへの深いコミュニケーションが可能となっています。
料金体系は採用人数に応じた「採用枠プラン」が基本で、3名枠は75万円、5名枠は125万円、10名枠で250万円となっており、スカウト送信数もそれに応じて増加します。例えば、10名枠プランではゴールドスカウト240通、シルバースカウト550通、ノーマルスカウト1700通が送信可能です。採用人数が枠を超える場合は、1名あたり35万円の成功報酬が追加で発生します。さらに採用管理ツールやデータ分析オプションもあり、採用業務の効率化を図りたい企業に適した機能が充実しています。
dodaキャンパスは大学1、2年次の学生への無料オファー送信が可能で、教育業界大手のベネッセグループと人材大手パーソルの合弁会社が運営しているため信頼度が高く、幅広い企業規模で利用されています。キミスカはdodaキャンパスと比較すると、料金設定がやや高めであるものの、スカウト送信数が多く、本気度の高いスカウト制度と幅広いイベントが魅力です。特に、豊富なスカウトを使い分ければ、学生の興味をひいてより良質な採用につなげることができるでしょう。
dodaキャンパスを最大限に活かす方法を徹底解説!

dodaキャンパスの導入効果を最大化するには、自社の規模や業種に合わせた運用方法の工夫が重要です。
ここでは、大手企業・中小企業・スタートアップのそれぞれに適した手法を深掘りしていきます。単なるツール利用ではなく、採用成果に結びつけるための重要なエッセンスをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
大手の場合
大手企業はもともと知名度が高いため、dodaキャンパスを活用して優秀な若手層や高いポテンシャルを持つ学生に直接アプローチするのが効果的です。特に、自社のブランド力を活かしながら、早い段階で学生との関係を築いていくことがポイントになります。
dodaキャンパスでは、大学1・2年生など早期の学生にもアプローチできるため、競合よりも先に優秀な人材とのつながりを作ることが可能です。さらに、企業名や事業内容、社風などを積極的に発信して、学生に親近感を持ってもらうことも大切です。
また、オンライン上でのやり取りを上手に活用すれば、忙しい採用担当者でも効率よく学生と接点を持てます。大手企業こそ、規模の大きさを活かしつつ、一人ひとりに丁寧に向き合う採用活動を意識すると良いでしょう。
中小企業の場合
中小企業は、大手に比べて知名度やブランド力が限られるため、自社の魅力を積極的に発信することが大切です。特に、学生と早い段階でつながりを持ち、継続的なコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築きながら内定辞退を防ぐ効果も期待できます。
スカウトの返信率を上げるためには、企業プロフィールを分かりやすく充実させたり、オファーメッセージを学生ごとにカスタマイズする工夫が重要です。dodaキャンパスは幅広い学生層に効率的にリーチできるため、地域に根ざした採用活動や新しい人材層の開拓にも向いています。
dodaキャンパスはコストを抑えながらも、自社に合う人材をじっくり見極められるのが魅力です。少人数採用だからこそ、丁寧で計画的な運用を心がけると成果につながりやすくなります。
スタートアップの場合
スタートアップ企業は、まだ世の中での知名度が高くないことが多いため、dodaキャンパスのような「逆求人型サービス」を活用するのが特に向いています。インターンシップや新卒採用を見据えて、学生と早い段階から関係を築くと、自社の魅力をよりよく理解して一緒に会社を育ててくれる人材に巡りあうことができるでしょう。
このような採用ではスピード感と柔軟な対応が求められるため、狙う人材を絞り込み、一人ひとりに合わせたスカウトメッセージを送ることが大切です。さらに、自社の魅力や成長ストーリー、今後のビジョンを分かりやすく発信することで、共感してくれる学生を惹きつけやすくなります。
少人数の体制でも、オンラインツールを活用すれば効率よく学生とつながることが可能です。採用スケジュールを柔軟に調整しながら、熱意やスピード感を活かしたコミュニケーションを行うことで、スタートアップらしい魅力的な採用活動を進められます。
dodaキャンパスの運用方法とは?

dodaキャンパスの効果を最大化するには、事前準備やスカウト文章の工夫をしっかり行うことが不可欠です。学生との接点を増やすための準備段階から、実際に学生に響く内容を考える運用段階まで、体系的に取り組む必要があります。
ここで具体的なポイントを確認しておきましょう。
事前準備を徹底する
dodaキャンパスを効果的に活用するには、まず自社の採用ニーズを明確にし、ターゲットとなる学生層を具体的にイメージすることが不可欠です。
求める職種や人物像を社内でしっかり共有し、企業ページには写真や動画、先輩社員の声を豊富に掲載して学生の関心を引きやすくしましょう。企業の雰囲気や働く魅力が伝わる情報発信は、応募意欲向上に直結します。
インターンシップや説明会の日程・内容も早めに公開し、学生が接点を持ちやすい環境をつくることも重要です。さらに、社内の採用担当者間でスケジュールや役割分担の調整、情報共有を事前に完了させておくことで、スムーズな採用活動が可能になります。
こうした入念な事前準備が、dodaキャンパス活用の成功を支える基盤です。
スカウト文章を工夫する
スカウト文章は学生の反応率に直結する重要な要素です。
まず、抽象的な表現やありきたりな言葉は避け、具体的に自社の仕事のやりがいや成長可能性、そして社風の魅力を伝えることが大切です。学生がどんな志望動機を持っているのか、どんな興味関心があるかを考慮し、彼らのプロフィールに合わせてパーソナライズした内容にしましょう。例えば、学生の経験やスキルに触れ「その経験を弊社で活かせます」と具体的に言及することが効果的です。
また、文章の長さやトーンも配慮が必要で、読みやすく親しみやすい表現を心掛けると良いでしょう。行間を適度に開け、過度に堅苦しくならずフレンドリーさも意識するのがポイントです。
スカウト文章の効果は、定期的な振り返り・改善も欠かせません。反応の良い文面を蓄積し、効果の低い表現を排除することで、より多くの学生から高い承認率を得られます。ぜひ工夫をかさねて学生に響くスカウト文章を作成してみてください。
今話題のAIスカウト「RecUp」の導入事例

近年、AI技術を活用したスカウトツール「RecUp」がダイレクトリクルーティングの活用に注目されています。RecUpは、AIの分析力によって自社にピッタリの人材を探すのはもちろん、候補者の潜在能力や志向性を把握してタイミングよく適格にパーソナライズされた文章を自動生成して送付できるサービスとなっています。これにより、採用担当者の工数を大幅に削減し、効率よく成果につなげることが可能です。
最後に、RecUpの導入により劇的な成果をあげた事例を2つご紹介します。dodaキャンパスの採用効果をさらに高めるために
AIスカウトで応募数24倍にした事例
レンタル機器・エンタメ業界のある企業では、スカウト型採用を中心に取り組んでいたものの、人手不足により十分なオファー数を出せず、3ヵ月での応募はわずか数件という厳しい状況が続いていました。また、応募があっても、マッチングにいまいちかけるなど質の高さへの課題も抱えていました。
そこでAIスカウトサービス「RecUp」を導入したところ、従来は3ヵ月で2~3件だった応募が、RecUp導入後は同期間で48件に増加。さらに、「説明会だけで終わり」だった学生が「面接を受けたい」と希望するようになるなど、質の面でも明確な変化が見られました。限られた採用リソースの中で、狙いたい層に効率よくアプローチできるRecUpは、まさに採用力を飛躍的に高める強力なツールとなっています。
承認数2ヶ月で90名超にした事例
地域密着型の住宅サービスを展開する企業では、26卒・27卒の同時採用を進める中で、「スカウト送信に時間を割けない」という課題に直面していました。担当者の手作業によるスカウト運用では限界があり、母集団形成のスピードアップが求められていたのです。
そこで導入されたのがAIスカウトツール「RecUp」でした。RecUpは、学生一人ひとりのプロフィールに合わせて最適なメッセージを自動生成し、最も効果的なタイミングで送信する仕組みを備えているため、担当者の作業負担を大幅に軽減しながら、学生との接点を効率的に拡大することに成功しました。
これにより、導入からわずか2カ月で承認者数は90名を突破。前年同期と比べて倍以上の成果を上げました。さらに、スカウト業務が自動化されたことで、説明会を週2回から隔日開催へと拡充し、インターンや懇親会の実施検討にもつながったといいます。採用担当者は「AIがスカウト業務を支えてくれることで、本来の“学生と向き合う時間”を取り戻せた」と語っています。
dodaキャンパスを効果的に活用するならAIスカウト「RecUp」

この記事では、dodaキャンパスの料金やサービスの特徴、うまく利用するための方法などをご紹介しました。また、AIスカウトサービス「RecUp」の事例もご紹介しました。
RecUpを活用すれば、無駄なスカウトを減らして効率的に質の高い母集団が形成できるため、時間も工数も大幅に減らすことができます。
特に、dodaキャンパスは学生と早期により深くつながることができる反面、「本当に合っているか」を見極めるための時間も多くかかることがあり、最終的に学生が自社を希望しなかった場合はその時間が無駄になってしまうこともあります。志向性を分析できるAIを活用すれば、そういったミスマッチも防げ、採用成功率が飛躍的にアップする可能性があります。