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【採用担当者向け】Wantedlyとは?料金プランからメリットとなる効果を徹底解説!

採用活動において、求人広告や転職サイトだけでは十分に人材を集められないと感じている担当者は少なくありません。特に、企業の理念や文化に共感してくれる人材を獲得するのは難しく、単なる条件マッチングでは思うように採用成果につながらないこともあります。

そうした課題に応えるサービスとして注目されているのが「Wantedly」です。本記事では、Wantedlyの基本情報から料金プラン、活用することで得られるメリットやデメリットを徹底解説し、採用担当者が自社に合うかどうか判断できるように整理しました。

目次

Wantedlyとは?

Wantedlyは、従来の求人媒体とは異なり、給与や福利厚生といった条件面ではなく「共感」を軸にした採用サービスです。求職者が「どんな人と働くか」「どんなビジョンを持つ会社か」を重視できる仕組みになっているため、企業にとっても自社の文化や想いを伝える大きなチャンスとなります。

ここからはWantedlyの概要、ユーザー数、利用企業の傾向について詳しく解説していきます。

概要

Wantedlyは、2012年にサービスがスタートしたビジネスSNS型の採用プラットフォームです。

一般的な求人サイトと大きく異なるのは、給与額や待遇条件といった情報を前面に出さず、企業のビジョン・価値観・文化を中心に伝える仕組みになっている点です。募集要項よりも「この会社で働くことで自分のキャリアがどう広がるか」「どのような人たちと成長できるか」といった観点で企業を選びやすく、より共感ベースのマッチングが可能になります。

Wantedlyは単なる求人掲載だけではなく、企業ページの運用、ブログやイベント開催といった情報発信機能を備えています。企業は「採用」だけでなく「広報」や「ブランディング」としても活用できるのです。

特にスタートアップや中小企業にとって、知名度を高めつつ採用活動を展開できる場として大きな役割を果たしています。従来の採用媒体が「条件」で勝負する場だとすれば、Wantedlyは「想い」で勝負できる採用プラットフォームといえるでしょう。

ユーザー数

Wantedlyのユーザー数は年々増加しており、国内で400万人以上のユーザー が登録しています。特に20代から30代の若手層が多く、成長意欲の高い人材やスタートアップ志向の人材が集まりやすいのが特徴です。

求職者は従来の転職サイトに比べ、企業のビジョンやカルチャーに共感して応募する割合が高く、単なるスキルマッチよりも「共に成長したい」「ビジョンを実現したい」という動機を持っています。

企業にとっては採用のミスマッチを減らし、長期的な定着につながる人材を採用しやすいのが強みです。SNSとの親和性が高いWantedlyは、日常的にSNSを利用する若手人材との接点を広げやすく、企業にとって効果的な採用チャネルとなっているのです。

利用企業の傾向

Wantedlyを活用しているのは、大企業というよりもスタートアップやベンチャー企業、中小企業が中心です。

これらの企業は知名度が低いため、従来の求人媒体だけではなかなか人材を惹きつけられないケースが多いですが、Wantedlyを通じて「ビジョンに共感する人材」を集めることに成功しています。

IT・Web業界やクリエイティブ職種を中心に、ベンチャーマインドを持つ人材が集まりやすい点も特徴です。一方で、近年では地方企業や老舗企業が新規事業やデジタル領域での採用を強化するために利用するケースも増えており、Wantedlyの活用範囲は拡大しています。

利用企業に共通しているのは「条件ではなく共感で採用したい」という姿勢であり、この点がWantedlyの大きな魅力となっています。

Wantedlyの基本の3つのプランを解説!

Wantedlyでは「ライト」「スタンダード」「プレミアム」という3つの料金プランが用意されており、それぞれに特徴や使える機能が異なります。採用の規模や予算、Wantedlyをどこまで戦略的に活用するかによって選ぶべきプランは変わってくるのです。
ここからは、各プランの詳細を具体的に解説していきます。

プラントライアルライトスタンダードプレミアム
期間申し込みから30日間のみ6ヶ月 / 12ヶ月 / 24ヶ月6ヶ月 / 12ヶ月 / 24ヶ月6ヶ月 / 12ヶ月 / 24ヶ月
月額料金 (総額)無料6万円 / 5.5万円 / 5万円(36万円 / 66万円 / 120万円)12万円 / 11万円 / 10万円(72万円 / 132万円 / 240万円)22万円 / 19万円 / 16万円(132万円 / 228万円 / 384万円)
ダイレクトスカウト利用不可なし100通 / 200通 / 400通300通 / 600通 / 1,200通
登録可能人数1人15人30人無制限

ライトプラン

ライトプランは、Wantedlyを初めて導入する企業や、採用活動に多額の予算をかけられない中小企業に向いている最も手軽なプランです。料金は契約期間によって異なり、期間ごとの金額は以下の通りです。

  • 6ヶ月契約:月額 6万円
  • 12ヶ月契約:月額 5.5万円
  • 24ヶ月契約:月額 5万円

短期契約でも始められますが、長期契約にすることでコストを抑えて利用できる仕組みです。

このプランでは、求人募集記事の作成・掲載、応募者の管理、ストーリー投稿などの基本機能を利用できます。Wantedlyの特徴である「企業のビジョンや想いを伝える募集ページ作り」を実際に体験できるため、まずは試してみたい企業にとって十分な内容といえるでしょう。

能動的な採用活動を行うには物足りなさを感じる可能性もありますが、コストを抑えてWantedlyを始めたい企業にとって最適な選択肢といえます。スタートアップやベンチャー企業が初めて導入するケースも多く、まずはライトプランで感触をつかみ、その後スタンダードやプレミアムに移行する流れが一般的です。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、Wantedlyの中でもっとも人気が高く、導入企業が多い標準的なプランです。

  • 6ヶ月契約:月額 12万円
  • 12ヶ月契約:月額 11万円
  • 24ヶ月契約:月額 10万円

このプランでは、ライトプランの基本機能に加えて、ダイレクトスカウトを送信できるようになります。ライトプランに比べるとコストは上がりますが、その分利用できる機能が大幅に拡張されます。

スカウト通数は契約期間によって変動し、たとえば12ヶ月契約では200通程度を送信可能です。能動的に候補者へアプローチできるため、母集団形成を自社から積極的に仕掛けたい場合には大きなメリットになります。

発信力を強化するための機能もこのプランから利用可能になり、Wantedlyのブログ機能やイベント開催機能を使って、会社の文化や働き方を積極的にアピールできるため、採用広報の観点でも有効です。

プレミアムプラン

プレミアムプランは、Wantedlyをフル活用したい企業向けの最上位プランです。

  • 6ヶ月契約:月額 22万円
  • 12ヶ月契約:月額 19万円
  • 24ヶ月契約:月額 16万円

他のプランに比べると高額ですが、その分機能やサポート体制が充実しています。

プレミアムプランの大きな特徴は、スカウト通数が大幅に増える点です。契約期間ごとに300通、600通、1,200通といったスカウト送信が可能になり、より多くの候補者と接点を持てます。

加えて、Wantedly内での露出度を高める施策や、広告配信、SNS連携の最適化など、採用広報を強力に後押しする仕組みが整っています。専任サポートも手厚く、企業の採用課題に応じた改善提案を受けられる点も魅力です。

Wantedlyで得られるメリットとなる効果とは?

Wantedlyは、従来型の求人媒体とは異なり「条件」ではなく「共感」を軸にした採用を実現できるプラットフォームです。そのため、給与や福利厚生を前面に出す求人サイトでは出会えないような人材との接点を持つことが可能になります。

ここからは、Wantedlyを利用することで企業が得られる代表的なメリットを詳しく解説します。

ミスマッチが起きにくい

Wantedly最大の特徴は、給与や条件ではなく「企業のビジョンやカルチャーに共感する人材」が応募してくる仕組みになっている点です。

一般的な求人媒体では、待遇条件や勤務地といった要素を基準に応募が集まるため、入社後に「思っていた雰囲気と違う」「自分の価値観に合わなかった」といったミスマッチが起こりやすい傾向がありました。Wantedlyでは企業が理念や価値観を中心に情報発信を行うため、応募してくる求職者はその想いに共感しているケースが多くなります

この仕組みによって、採用活動の初期段階からカルチャーフィットを重視した母集団形成が可能になり、採用後の定着率向上にもつながります。特に若手層や成長意欲の高い人材は「誰と働くか」「どんなビジョンを描いているか」を重要視しているため、Wantedlyとの相性が良いといえるでしょう。

企業にとっては、単なる即戦力採用ではなく「未来を共に描ける人材」と出会いやすいのが大きな強みです。

低コストでの採用ができる

Wantedlyは成果報酬型ではなく、月額固定料金制を採用しています。そのため、採用人数に関わらず料金が変わらない点が大きなメリットです。

一般的な転職サイトや人材紹介を利用すると、採用が決定するごとに高額な成果報酬が発生することがありますが、Wantedlyであれば採用人数が増えても追加費用がかかりません

たとえばスタンダードプランやプレミアムプランを導入して複数人を採用した場合、採用単価は大幅に下がることになります。採用広報やブランディングとしても活用できるため、長期的に見れば広告費用や採用コスト全体の削減にも寄与するでしょう。

中小企業やスタートアップにとっては、コスト面での安心感と効率性を両立できるのは大きな魅力です。限られた予算でできるだけ多くの候補者と出会いたい企業にとって、Wantedlyは費用対効果の高い採用手段といえるでしょう。

採用活動の発信ができる

Wantedlyの大きな特徴のひとつに、求人掲載だけでなく「採用活動そのものを情報発信できる」という点があります。
従来の求人媒体では、募集要項や条件を記載するだけで終わってしまうことが多く、求職者が得られる情報は限られていました。しかし、Wantedlyではブログ機能やイベント告知、SNS連携など、多様な発信手段を用いて企業の魅力を候補者に届けることが可能です。

これらの発信は単なる採用活動にとどまらず、企業のブランド強化や認知拡大にもつながります。Wantedlyを通じて継続的に発信を行うことで、「どんな会社か」「どんな人が働いているか」といった背景を自然に伝えることができ、候補者との距離を縮められます。

Wantedlyは求人媒体でありながら広報・マーケティングの要素も持ち合わせているため、企業にとっては一石二鳥の活用が可能です。以下では、代表的な発信機能をさらに具体的に見ていきましょう。

ブログ機能

Wantedlyのブログ機能は、企業の魅力を深く伝えるための有効な手段です。社員のインタビュー記事や日々の業務内容、会社のカルチャーなどを記事として発信できるため、求職者にとって「企業の内側」を知るきっかけになります。

ブログ記事はWantedlyのプラットフォーム上だけでなく、SNSを通じて拡散されることもあり、企業の認知度向上にも寄与します。特に採用競争が激しい業界では、こうした情報発信が「選ばれる企業」になるための差別化ポイントとなるのです。

イベントの開催

Wantedlyには、採用イベントを告知・集客できる機能があります。オンライン説明会やオフラインでの会社見学会、交流イベントなどを気軽に発信でき、求職者と直接つながる場を持てる点は大きな強みです。イベントを通じて候補者とリアルな交流を持つことで、相互理解が深まり、応募や入社への動機付けにもつながります。

特にスタートアップや成長企業では「理念に共感してくれる仲間」を求めるケースが多いため、イベントを通じた熱量の共有は効果的です。単に求人を掲載するだけでなく、候補者に「この会社で働きたい」と思わせるきっかけを作れるのは、Wantedlyならではの特徴です。

SNSへの発信

Wantedlyに掲載した募集記事やブログ記事は、SNSと連動して拡散されやすい仕様になっており、自然な形で多くの人の目に触れる可能性が広がります。特に若年層の求職者はSNSを通じて情報収集する傾向が強いため、この仕組みは母集団形成において大きな効果を発揮するのです。

さらに、社員が個人のSNSで記事をシェアすることで「社内からのリアルな声」として信頼性が増し、候補者の共感を呼びやすくなります。こうした仕組みは広告では得られない自然な認知拡大の方法としても注目されています。

広告配信ができる

Wantedlyのプレミアムプラン以上を利用すると、プラットフォーム内での露出を強化する広告機能が利用できます。これにより、自社にマッチする可能性の高い候補者に対して、より積極的に情報を届けられるのが利点です。

採用母集団を早く形成したい場合や、競合が多い業界で存在感を示したい場合には、この広告機能を活用することで効率的な採用活動が可能になります。広告を通じた接触は単なる求人告知にとどまらず、企業のブランドイメージを強調する機会にもなります。

リクルートページの代わりになる

Wantedlyの企業ページは、いわば「採用に特化したオウンドメディア」としての役割を果たします。通常、企業が採用サイトを自社で構築するには多額の費用と工数がかかりますが、Wantedlyを利用すれば低コストかつスピーディに整備できるのです。

企業ページには募集要項だけでなく、会社概要や社員紹介、ビジョンやバリューなども掲載できるため、候補者に包括的な情報を伝えられます。求職者は応募前から企業の全体像を理解しやすくなり、応募のハードルが下がります。

結果として、企業にとっては「採用広報」と「候補者エンゲージメント」の両立を実現できるのです。

Wantedlyを利用する際のデメリットを解説!

Wantedlyは共感を軸にした採用活動ができる便利なプラットフォームですが、利用するにあたってはいくつかの注意点があります。制約を理解したうえで運用しないと、思うように効果を得られない可能性があるのです。

ここからは、具体的なデメリットを詳しく解説しますので、しっかり把握しておきましょう。

作業工数が多い

Wantedlyは、共感採用を実現するために企業側の情報発信が重要となるため、作業工数が多い点がデメリットです。

募集記事の作成だけでなく、会社の理念や価値観を伝えるストーリー記事、社員紹介、日常業務の様子を伝える写真や動画の準備が必要になるほか、ブログ投稿やイベント告知などの定期的な情報発信を行って応募者の関心を維持し、母集団形成の精度を高めなければなりません。

このため、特に人事担当者が少ない企業や、採用業務と並行して日常業務を行う場合には負担が大きく感じられる可能性があります。効率的に運用するには、事前に記事やイベントの計画を立て、定期的に発信する体制を整えることが求められるのです。

初めてWantedlyを導入する場合は、操作やコンテンツ作成に慣れるまで時間がかかることも考慮する必要があります。こうした工数は、十分な効果を得るための前提条件であると理解しておくことが重要です。

給与掲載ができない

Wantedlyでは、募集記事に給与情報を直接掲載することができません。これは「給与条件ではなく、企業の理念やカルチャーに共感する人材を集める」というコンセプトに基づいています。

ですが、給与は多くの求職者にとって重要な判断材料です。特に転職活動を効率的に進めたい層や、待遇面で比較して応募を決定する求職者には、給与情報が不明確な状態では応募に踏み切れない可能性があります。

そのため、給与情報を掲載できないことは、特定の人材層に対する母集団形成の制約となります。給与面での情報を求める応募者に対しては、面談や説明会で丁寧に説明するなどの工夫が必要です。

この制約は条件重視型の採用活動を行いたい企業にとっては、Wantedly単体での運用だけでは効果が出にくい場合がある点に注意が必要です。企業はWantedlyを補完するツールや他の採用手段との併用も検討すべきです。

以下の記事では、実際にダイレクトリクルーティングを導入した企業の事例をもとに、メリットや効果的な運用方法を詳しく解説しています。自社の採用活動にどう活かせるかを具体的に知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

【自社事例あり】ダイレクトリクルーティングの導入事例まとめ!メリットや効果的に行う5つのポイントとは?

Wantedlyの効果を感じられないならRecUpがおすすめ!

Wantedlyは共感型採用に強みを持っていますが、すべての企業で最大効果を発揮するわけではありません。特に情報発信にリソースを割けない企業や、条件重視でスピーディに候補者を集めたい場合には、別のサービスを検討することも有効です。そこでおすすめなのが「RecUpです。

RecUpは、企業が求める条件に合致する人材に直接スカウトを送ることができる採用支援サービスです。求職者のデータベースを活用して効率的にターゲットを絞り、スカウトを通じて応募を促すことが可能です。

Wantedlyが「共感を軸にした採用」に強みを持つ一方、RecUpは「条件やターゲティングに基づく効率的な採用」に強みがあります。自社の採用課題やリソースに応じて両者を使い分けることで、より高い採用効果を得ることができるでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社Delight
RecUp事業部 カスタマーサクセス部門責任者

新卒から求人広告事業に従事し、企業の採用課題に向き合う中で、実践的な支援スキルを培う。その後、自社開発のAIを活用した採用支援ツール「RecUp」の営業責任者として、プロダクトを活用した採用戦略の設計・実行支援に従事。並行して自社の採用活動にも深く関与し、事業成長フェーズにおける人材要件定義、母集団形成、採用面接など、実務から戦略まで幅広い領域を担当。現在はカスタマーサクセス部門の責任者として、100社以上の採用支援実績をもとに、採用活動の最適化を支援している。実務と戦略の両視点を持つ実践型の採用コンサルタントとして、現場に寄り添いながらも成果に直結する支援に定評がある。

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